十一面観音像から解説して行きたいと思います。
まずは印刀を使って顔の周辺から彫刻を開始しました。
そして肩を丸めていくと、後ろの手が消えて行きます。
後ろの手を彫るまでは、彫刻をしながら下図線を消して、まずは十一面観音の状態で彫りすすめます。
顔の横幅は下絵よりも幅をまずは大きめにしています。
徐々に幅を狭めるのですが、最初から所定の幅にするとかなり小さくなる可能性があるので、大きめで取っています。
下図は雰囲気を見るための絵で、彫刻をしたらすぐに消えます。
ですので、雰囲気を見るための画像です。
彫刻をしながら徐々に細かいところを彫刻し、そして立体感を意識しながら進めます。