今回は毘沙門天像の左手に宝塔を彫刻して持たせていきます。
その前に右手に持たせた三叉戟、光背の向って左側の火炎の彫刻をしてスッキリとさせます。
三叉戟は細くて折れやすいので壁に接して彫りだしています。
顔の表情も細かくなりすぎずに徐々に彫りだしています。
宝塔の木も前回の飯綱権現像の宝剣の作り方と同じで、細い木の先に彫りだして完成してから切り離します。
完成しました。
丸い穴を左手にあけているのでその穴に合わせて少し眺めに切り取っています。
宝塔を差し込んでみました。
それと全体的にささくれたったところや奥まったところを仕上げて完成とします。
また三尊並べた時に雰囲気を見ながらもう少し仕上げるところが出てくると思います。