ガラスの器の金継ぎ
今回は初めての試みではありませんが、何度か試行錯誤して初めてグラスの金継ぎが、完成いたしました。
まずは最初の状態です。
少しチップ(小さなほつれ)があります。
金継ぎの方法ですが、陶器のように普通に金継ぎをすると接着面が漆の黒色になるので、接着面が透けて見えて汚く見えます。
せっかくの楽しい食事が台無しになります。
ですので、まずは接着面を金色にする必要があり、最終的なやり方として、まずは下地漆を接着面に塗りその上から金粉を巻き筆でならします。
上の写真のように金色を接着面に塗ることができたら固まるまで数日待ちます。
接着面が固まったら錆漆を作り盛り上げます。
接着面はガラスごしにこのように見えます。
錆漆が盛り上げられたら数日固まるまで待ちます。
錆漆が固まったら表面を綺麗に耐水のサンドペーパーでならして、なめらかになったら
朱色の顔料の入った、ベンガラ色の漆をぬり金粉をまぶして完成です。