普賢菩薩の香合佛の制作 6 

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今回は香合佛の全体を整えて、衣の彫りだしまでをしていきます。

 

 

 

 

 

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まずは下線を描きたいのでその前に彫り残してある所や、木の細かな粉末を取り除いて描きやすくしていきます。

 

 

 

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彫刻が整ってきたらシャープペンなどの細いペンで描き込みます。

 

 

 

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下図を描き込んでいますが細かな所はあまり気にせず衣の輪郭線に重点を置き、衣紋線はまだこの段階では描きません。

 

 

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この段階から細い平刀が重宝します。

 

 

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三尊像の彫刻 千手観音坐像 飯綱権現立像 毘沙門天像 15 光背の彫刻

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今回の彫刻は三尊像の光背の荒彫りまでをします。

まずはボールペンか鉛筆で光背の絵を簡単に描きます。

 

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下図を目安に彫りだしていきます。

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光背の彫刻が見えてくると完成が間近に見えます。

しかし、まだまだ仕上に向けて細かいタッチで彫刻をしますので、もうすぐとまではいきません。

ようやく全体像が見えてきたのであとは修正をしながら仕上げに向けて地道に彫刻をします。

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普賢菩薩の香合佛の制作 5

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今回の彫刻では、全体の雰囲気を見ながら全体的に彫刻していきます。

まずは、両肘の幅が広すぎたので狭めていきます。

そうすると、膝張りも大きく見えてきますので、膝の幅も削ります。

 

 

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ある程度のアウトラインが見えてきたら、鉛筆などを使って衣の線を描き込みます。

 

 

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衣の彫刻を軽く施して、天衣、光背を描きます。

 

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天衣、光背も彫りだしていくと全体の雰囲気が見えてきます。

 

 

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さらに蓮弁を描き込みます

 

 

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これで全体の雰囲気が見えてきました。

次回は修正をしながら細かく彫刻をしていきます。

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普賢菩薩の香合佛の制作 4

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今回から普賢菩薩像の彫刻にとりかかります。

まずは中心にコンパスのあとが付いているので中央を通るように真ん中に線を引きます。

そしてその線を基準に額口と膝張りを決めるとあとはラフに鉛筆で描き込みます。

彫るときに意識するのは中心線と額口の高さと膝張り(膝と膝の距離)です。

 

 

 

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まずは大雑把にアウトラインに沿って少し大きめに削ります。
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本体のボリュームを考えて削りだします。

 

 

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全体的に少し大きめなので鉛筆で描き込みます。

 

 

 

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ここからいつものように面相を刻み始めます。

まずは鼻から。

 

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次に目を刻み込みます。

 

 

 

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さらに鉛筆で線を描き込みます。

 

 

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描き込んだ線はあくまでも基準線としてあとは彫りながらバランスをとります。

私の彫刻のやり方はもしかしたら初心者には難しい所があるかもしれません。

というのも、私が鉛筆で描く線はスケッチをする感覚です。

しかし一般的には、線は確定した線としてきっちりと線に沿って刻みを入れていきます。

私も昔はそのやり方だったのですが、このやり方はとても早く的確に作業を進めることができるのですが、あとで全体のバランスを調整しようと思ってもすでに線にきっちりと刻み込まれて、微調整がむずかしいということもあります。

そして、彫り進めながらバランスが見えてくるのですが、平面の状態に近いときに鉛筆できっちりと描き込んでも立体として表したときに微妙にバランスが変わってきます。

ですので、きっちりとした線は微調整を繰り返しながら完成に近づいたときに初めてきっちりとした線が見えてきます。

このやり方で気をつけないといけない点は先ほども書きましたが、中心線、額口、膝張り、肘の幅、顔の幅を押さえておきます。

そうすれば左右のバランスが崩れる事がないです。

 

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普賢菩薩の香合佛の制作 3

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今回は香合の蓋と身を完璧ではありませんが半分強ほど噛み合わせてみます。

上の画像では鉛筆を木の角に当てていますが、噛み合わせたときに蓋と身が引っ掛かる所に鉛筆のあとが付きます。

鉛筆のあとが付いた所に彫刻刀で少しずつ削って徐々に噛み合わせを良くします。

今回は鉛筆としばらくしたら水を使っていますが、白いチョークの方がより分かりやすいと思います。

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上の画像は噛み合わせたときに若干鉛筆のあとが付いています。

その部分を徐々に削っていきます。

 

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水でも試してみました。

 

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完璧ではありませんが、大体噛み合わせが出来ました。

次に普賢菩薩像の彫刻にとりかかります。

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三尊像の彫刻 千手観音坐像 飯綱権現立像 毘沙門天像 14 手の彫刻

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今回の彫刻は千手観音像の沢山の手を彫ってみたいと思います。

まずは前回おおざっぱに鉛筆で描きましたが、今度はボールペンで手前の手だけをまずは強く描きます。

細かくは描かずにまずは一本一本のボリュームを出すことをこころがけます。

 

 

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まずは手前の手を数本ボリュームを出しながら彫りだします。

 

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次に奥の手の雰囲気を見る為に上の画像のように、手に段差を付けます。

 

 

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さらに顔周りや手の隙間を深く彫り進めて全体の立体感をだします。

 

 

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並べてみました。

 

 

 

 

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普賢菩薩の香合佛の制作 2 蓋と身を削る

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今回の彫刻は香合の蓋と身が合わさる直前までを彫り進めます。

まずは香合の身の部分、普賢菩薩像を彫刻する方の木に前回コンパスで引いた円にそって彫刻刀で立て込みを入れます。

 

 

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幅の狭い平刀(2分)を使って蓋の合わさる所を削り落とします。

 

 

 

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蓋の方は円の中を彫りだしていきます。

 

 

 

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丸刀を使って中心に近い所から徐々に広げていきます。

 

 

 

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さらに彫りだします。

 

 

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まだきっちりと決めようとは思わずにざっくりと彫りだしました。

 

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普賢菩薩の香合佛の制作 1

まずは動画より

 

今回の香合佛の彫刻は白檀を使ってみます。

白檀を使った香合佛の彫刻ははじめてのご紹介となります。

今回彫刻をするのは下記の画像を参考にした香合佛ですが普賢菩薩像をもう少し大きくしようと思っています。

 

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それでは取り組んでいきたいと思います。

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まずは香合佛の厚みを鋸で決めます。

厚みは身と蓋が合わさった厚みプラス5㍉ぐらいを考えています。

 

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木の厚みを切り取ると次ぎにコンパスを使って最大幅の長さで円を描きます。

丸い線に沿って余裕を持たせて鋸でカットしていきます。

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上から見たら8画になります。

次に蓋と身を切り離します。

まずは切りはなす厚みの線を決めます。

蓋と身は同じ厚みではなくて身の方を少し大きめにとります。

 

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鋸を使って身と蓋を切り離します。

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切り離した白檀を今度は丸めます。

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荒彫りで丸めていくと、上の画像のようにひびが入っていました。

このひびは削らないと分からないのですが、これでは人にお渡しできないので、白檀の残りの木を使ってもう一組、作りました。

 

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するともう一組作った香合のほうにも上の画像のようにひびが入っていました。

ですので、ひびの入ったものはひびの入っている木同士、何も傷がない木は傷の入っていない木同士で組み合わせることにしました。

そしてひびの入っている方を私の守り本尊として、ひびの入っていない奇麗な状態の木をお客さんにお渡しする事にします。

 

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上の画像ではひびの入っていない木同士を合わせてコンパスで内側の線を引いています。

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三尊像の彫刻 千手観音坐像 飯綱権現立像 毘沙門天像 13

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今回は、前回の三尊像と比べてさらに細かく彫り進めていきます。

まずは現状を様々な角度から見てみます。

 

 

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次に、千手観音像の蓮弁を彫りだしていきます。

最初にペンで蓮弁を描きます。

左右に持った槍と錫杖も同じくペンで描いています。

 

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そしてペンで描いた所を彫刻刀で立て込みを入れて一枚一枚段差を付けて蓮弁を彫りだします。

左右に持たせた槍と錫杖はまだ細かく彫り込まずに荒彫りで止めておきます。

 

 

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次に手を描き込みます。

後ろの手は雰囲気をつかむ為に描いていますが、実際には微妙に変わって来ると思います。

 

 

 

 

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