京都 大原の 実光院で茶杓作りのワークショップを開催いたします。

京都・大原の実光院で10月8日開催されるイベント向源( @kohgen2011 )の中で茶杓削りのワークショップをさせていただきます。^_^

昨日、インスタでもどんどん発信しても良いと許可が取れましたので本日よりワークショップに向けての準備を掲載していきたいと思います。

先月、茶杓に関する事はたくさん投稿したので重なるところもありますがたまに脱線も交えて楽しみながら投稿していきたいと思いますので宜しくお願い致します😆

参加ご希望の方がございましたら下記のリンク先に詳細を掲載しています。

https://kadunoko.jp/activity/sadou/kansai-kinki/kyoutofu/kyoutoshisakyouku/28

 

 

フォトワークショップの会場である大雄寺さんのご紹介

大雄寺さんのウェブサイト(写真をクリック)

 

 

大雄寺さんとの出会いは今から15年ほど前になるかと思います。

私はまだ20代半ば仏像の修繕が御縁でした。

今は新築のような雰囲気にとなっていますが、当時は改修前でした。

お寺というとお葬式が主になってしまうので、お葬式だけではなくもっと華やかなことをしていきたいというお寺さんの思いがあり、和婚(結婚式)なども執り行うようになりました。

当時から様々な催しをされていて、私はヨガや写経など体験させていただきました。

それからしばらくしてお寺の老朽化に伴い改修工事をすることになりました。

激しく傷んだ所だけを修繕していくと、思っていた以上に痛みが激しく当初思っていた以上に大きく改修することになりました。

新しく生まれ変わったお寺はとても美しく、お寺さん側の要望が随所に盛り込んでありました。

複雑化してごちゃごちゃさせず、木の素材を活かしたシンプルな構造です。

シンプルに整ったお部屋だからこそ、さまざまな催しをしやすく、人が集まり楽しいことをしたいという気持ちも高まります。

 

今回私が企画するフォトワークショップという初めての試みにも関わらず、快く快諾下さり本当にありがとうございました。

おかげさまで気持ち良く当日は迎えることができると思います。

大雄寺さんのウェブサイトも改築に伴い最近新しくリニューアルされましたので是非ともご覧くださいませ。

盆石のインスタグラムのアカウントはこちらです。

@itijituan

まだまだご紹介したい所がたくさんありますが、また後日ご紹介させていただきます。

最後に新しい試みとして落語も10月14日(土)開催されます。

2017年10月14日(土)午後二時より

「お十夜会と桂福丸の落語会」(本堂・ギャラリー)先着30名様

ご予約会費 2,000円・学生1,000円(当日券2,300円・学生1,300円)

下記の画像をクリックすると詳細を表示します。

 

 

お寺でフォトワークショップのグラスを手に入れました

 

8月27日のフォトワークショップで使うグラスをリサイクルショップで見つけて来ました。

なんと一つ100円、また一つワークショップのアイテムが揃いました。

これでお水だけでなく冷たいお茶やアイスコーヒーなどの冷たい飲み物をみなさんと楽しむことができます。

まだまだ2ヶ月先ですが仏像の投稿の合間に昼食の内容や決まったことを投稿させていただきます。

日時
平成29年8月27日(日)

会場 京都・大雄寺

住所 京都府京都市上京区三番町 京都府京都市上京区七本松通下立売上る三番町284

時間 10時~16時まで

講師 @minakowakata  さん (インスタグラムアカウント)

費用 御一人様 6000円 (昼食付)

募集人数 13名

持ち物 カメラもしくはスマートフォン、それぞれ機種は問いません。
昼食の内容はイタリアンか和食か暑い夏の時期なので今は決めかねていますが、コーヒー、紅茶、中国茶、日本茶などを楽しみながら一日過ごしていただけたらと思います。 ・
御参加される場合インスタグラムのメッセージ機能を使うか、難しければコメントでお知らせください

四天王像の粗彫りとその動画

四天王像の彫刻

粗彫りの状態で少しずつ表情を頭の中で思い描いている形に近づけていきます。

様子を動画で少し披露いたします。

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四天王像の荒彫り開始

 

四天王像をいよいよのみで削ります。

今回は木の奥行き(厚み)があるので、抑揚のある力強い四天王像を彫刻していきたいと思います。

まずは顔の周りを彫り始めていきます。

しかし顔を彫るというよりは、お腹の出っ張りを出して背筋をピンと後方に伸ばし顔を奥にして、胸の厚みも出すように意識します。

ですので、お腹の厚みを出すために顔を彫っているような感じです。

一気に顔をのみで叩き出していますが、これでもまだ前に顔が出ています。

ギリギリジャストの場所に顔を持って行かずに少し余裕を残しています。

顔の鼻先から後頭部までの顔の奥行きはまだまだ厚みが残っていますが、これぐらい残しておきます。

まずは前から見た感じをアバウトに彫り、次は横、後ろ、斜めからと、全体を彫ります。

それでもまだ耳や肘のや膝の位置、足や腕の流れなどは、それぞれ微調整可能な状態を残しつつ、全体のバランスを見ながら徐々に攻めていくといったところです。

最初にそれらの位置をきっちり決めすぎて彫り出すと、彫り進めて彫刻の中盤ぐらいで全体のバランスをみた時に微調整をしたくても攻めすぎて動かせないということがあります。

今の彫刻と昔の彫刻の違いは、私個人の感想ですがコピー機やカメラの発達により、より精密に仏像のポイントとなる先ほどの肘、膝の位置、腕や足の流れ、耳の位置、目や鼻の位置を荒彫りをする前に把握できやすいのです

例えば横から見て肘がこの位置だから角材の状態からいきなり肘を動かせないぐらい決めつけて彫出すと実際には位置が違っていたこともあります。

それはなぜかというと、撮影の段階でカメラの位置が真横から撮影していないからです。

真横だと思って彫りすすめたら違ったということはよくあることです。

ですので、写真は忠実ですが、撮影の距離や位置で違った形状になります。

写真は真横から撮影していないかもしれないという気持ちを忘れず写真はあくまで目安として、コピー機やカメラのなかった時代に立ち返り、本来持っている個人個人の持っているバランス感覚を大切にして彫り進めていきたいですね。

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四天王像の輪郭線をバンドソーで削る

四天王像の彫刻を進めていきます。
木に貼り付けた四天王像の作図に従って輪郭線をまずは、バンドソーで削ります。

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お釈迦様の下図


ずいぶん前のお釈迦様の下絵ですが、お釈迦様だけに限らず仏像の基本的な木取りの寸法の考え方です。

まずは髪の生え際の部分が額口といいますが、そこまでの高さを五つに分割します。

すると最大幅である膝の幅が額口までの高さと同じ五つ分になり足裏までの(厚み)高さが一つ分になります。

顔の幅は一つ半になり奥行きもほぼ同じですが髪の毛の分、少し多くとります。

胸の幅は二つ分になります。

胴体の厚みも二つ分になります。

目の高さが額口から半下がった所になり、口の高さは額口から一つ下がった所になります。

そういう感じで額口を基準に主だった箇所をを計測しています。

話は変わりますが、原始仏教を研究された中村元先生の『ブッダのことば・スッタニパータ』という本を思い出します。

古代インド語であるパーリ語を研究し、それを元にお釈迦様のことばを日本語に翻訳しわかりやすく本にまとめたものです。

私は会ったことはありませんがご本人の言葉や文章などからとても温厚な暖かい人柄を感じる先生です。

この本を読んでしまうと仏像を制作する意欲をもしかしたらなくすのではないだろうかと感じることがあります。

それはあまりにも素晴らしい内容なのですが、仏像という偶像崇拝をお釈迦様はあまり快く思ってはいないのだろうなって思ってしまうからです。

実は私自身20代の中頃に制作することに対する考え方の方向が一瞬わからなくなってしまった事があるからです。

人が生きるという事は様々な苦しみがつきまといますが、人生の苦しみの根源を追求し悟られたお釈迦様は人々を苦しみから救ってこられました。

偶像崇拝の事は一切言われていません。

ですので、原点であるお釈迦様の事を考えると、この下絵のように寸法を考える事自体に意味を見出せなくなるからです。

それに、仏像を作れるからといって優れた人格者である事もないからです。

私のような遊び人がお釈迦様のような崇高なものを技術だけで表現して、皆様から賞賛を受けるとあたかも自分が人格者であるかのような錯覚を起こしてしまうからです。

現実にはただ立体表現が人よりも少し上手いだけの事なんです。

しかし私なりにこう考えて今は落ち着いています。

このただ立体表現が上手いだけの私は、作るということで人に楽しんだり喜んでもらったり最終的には崇高な気持ちになってもらったりできたら嬉しいなって思います。

お釈迦様のようなことはできませんが、作ったり木彫りを教えたりする事で、多くの人々に幸せな気持ちになっていただけたらそれが今は一番の本望ですね。

ですので皆が楽しいと思えるような木彫りを模索して行きたいですね
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四天王像の下絵の完成

 

四天王像のの下絵が完成いたしました。

彫刻をする前に絵を描くというのはかなりお勧めなやり方です。

ただし時間があればの話ですが

下絵を描く前にモデルとなる快慶作の四天王像の輪郭線を拝借しました。

彫刻を前提としての下絵ですので微調整しながら描き、輪郭線が整うと彫刻のサイズに拡大コピーして、それを和紙の下にひき墨線を描いていきます。

この下絵をコピーすればどなたでも彫刻できますので試しに彫ってみてください。

しかし完成した絵よりもそのプロセスが大切だったりします。

というのも、彫刻で迷いが出て手が止まるときがあります。

それは、細かい部分がどういう風になっているのかわからなかったり、あらかじめ頭に形が入っていなかったりするからです。

しかし四体の仏像を鉛筆線で起こすという作業と墨線で描くという二つの工程を踏んでいるとそれだけで頭の中にその形が明瞭に残ります。

するとあまり迷わないので、とてもスムーズに手を動かして削るだけ、ということになります。

おそらく今回は荒彫りの状態でも見られるように仕上がるのではないかと思います。

次回もお楽しみいただけたら幸いです

 

 

 

光背の炎の揺らぎ

火炎光背の揺らぎ

個人的に平安時代、鎌倉時代の仏像が好きなので自然と光背も同じ平安や鎌倉時代のものに目がいきます。

おそらく仏像彫刻という形はすでに、この時代で完成されたからだと思います。

江戸時代にまで時代が進むと大きな仏像を作る事に対しての制限や太い木が使えないこともあり、それらを技術的なところでカバーするようになります。

非常に細かい木のパーツを沢山組み合わさって一つの大きな仏像に完成させ職人が細かさや技巧的な所に腕を競った時代でもあります。

仏像の修理をしても江戸時代の仏像のパーツの多さに驚くことが多いです。

その数は細かい破片を含めると数百パーツはいくと思います。😵

それとは反対に鎌倉時代さらに平安時代まで遡ると部品というのは胴体二本と膝前一本と両腕それぞれ一本ずつぐらいのパーツでしかできていません。

ですので古くてもかなり耐久性があります。

光背も同じように、時代が進むと沢山の部品で構成されていますが、江戸時代にまでなると炎も不動明王を包み込むような立体感を演出して作ったりと造形的な挑戦を試みている事が大く見受けられます。

個人的に仏像には美しさと高貴な気品が必要だと思っているのですが、それは技巧的であったり奇抜であったりする事が当てはまらなかったりします。

理想的ではありますが、粗彫りの状態で普遍的な美しさや気品を自分の腕で表現できたら良いなって思っています。