触金剛菩薩・そくこんごう(梵名:Kelikilavajra ケーリキラヴァジュラ)
身色 白肉色
手 金剛拳にした両手を交差させ三鈷杵(五鈷杵)を抱く。
姿 冠を戴き、瓔珞を着る。
尊名のうち触とは、五官(眼・耳・鼻・舌・身)を通して悦楽の対象に触れようとする欲望を意味します。
梵名のケーリキラとは、愛の戯れの絶頂の歓喜を意味します。
漢訳ではそれを感覚的な悦楽を求める欲望と解して触とした。
それゆえに、別名を金剛喜悦ともいいます。
慾金剛菩薩の愛欲をそそる働きを受けて、この尊は愛欲が感覚的な欲望として対象に触れている悦楽を表します。
合掌