胎蔵界 113 如来捨菩薩尊像

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如来捨菩薩・にょらいしゃぼさつ(梵名:タターガタトーペークシャ)

身色 肌色

左手 白珠を持つ

右手 股におく

台座 蓮葉に坐す

この尊は、四無量心の捨無量心を表します。

これは恨みの念を捨て、苦楽喜憂を離れる心です。

また、貪・瞋・痴の三毒の煩悩を捨てることでもあるようです。

『秘蔵記』によれば、捨無量観を修することにより、前五感を転じて成所作智を得て、あらゆる衆生を観想し一切の執着を離れさせる。すなわち衆生はすべて平等という立場から、彼らを虚空庫菩薩と等しい境地に導かんとする。

虚空庫菩薩とは、虚空が平等であるように、平等心という功徳を自在に衆生に施す菩薩といいます。

合掌

 

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