如来捨菩薩・にょらいしゃぼさつ(梵名:タターガタトーペークシャ)
身色 肌色
左手 白珠を持つ
右手 股におく
台座 蓮葉に坐す
この尊は、四無量心の捨無量心を表します。
これは恨みの念を捨て、苦楽喜憂を離れる心です。
また、貪・瞋・痴の三毒の煩悩を捨てることでもあるようです。
『秘蔵記』によれば、捨無量観を修することにより、前五感を転じて成所作智を得て、あらゆる衆生を観想し一切の執着を離れさせる。すなわち衆生はすべて平等という立場から、彼らを虚空庫菩薩と等しい境地に導かんとする。
虚空庫菩薩とは、虚空が平等であるように、平等心という功徳を自在に衆生に施す菩薩といいます。
合掌