半分のサイズで能面を彫刻する 小面 2

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能面の荒堀開始です。

 

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まずは外側から彫りだします。

 

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次に鼻下に切り込みを入れて口を奥にして鼻を出します。

 

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この一連の彫刻の作業の合間に型紙をあてがって彫っています。

鼻が一番高いので、鼻を出すために口を奥に削りだしています。

そしてある程度外側が削れたら、目鼻の位置が型紙に書いてあるので見本にして鉛筆で目鼻のラインを書き込んで目鼻の雰囲気を出していきます。

 

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追加画像:型紙を使った合わせ方の画像を二枚掲載します。

 

 

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型紙を使って彫刻しているのですが、型紙を使っているところを写真に納めていなかったのでわかりずらいと思います。

型紙をあてがっているところなどの写真も、撮影して後ほど挿入できたらと思います。

 

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半分のサイズで能面を彫刻する 小面 1 

まずは動画から

荒彫りから仕上げまでそのほとんどを2時間半収録しました。

 

 

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今回は、能面の彫刻をします。

能面といっても、半分のサイズです。

なぜ半分のサイズにするのかというと、私自身能面を彫刻したことがあるのですが、製作した能面が実際に能楽で使われるものであれば、サイズをきっちりと合わせて制作します。

しかし実際にはお面を見て鑑賞することだけになります。

私個人的には小さいサイズの能面が好きなんだと思いますが、家に飾っていても洒落た雰囲気で楽しめます。

作るという観点においてもサイズを合わせて、木曽ヒノキの柾目にこだわるよりも、どこにでも手に入る材料で小さいサイズから始めたほうが最初の彫るというスタートを切りやすいからです。

何度か小さい能面を彫ってみて、サイズや材質をこだわりたいという気持ちが高まってきたら、その時に初めて能面を作る本なども出ているのでアマゾンで購入して、しっかりと独学して面打ちを楽しむことをお勧めします。

そしてさらに学びたいと思えば、能面の教室もあります。

ネットで検索するとたくさんヒットすると思います。

私がこれから能面の彫り方を紹介するのは最初のは入り口だと思ってください。

 

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まず最初に能面(小面)の型紙を作ります。

あらかじめ半分のサイズにプリントアウトした能面の断面を型紙に糊で貼り付けます。

 

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すべて貼り付けらえれたら、カッターナイフでカットします。

 

 

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カットできました。

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次に木に合わせて鉛筆で輪郭線をひきます。

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輪郭線にそって木を削りました。

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型紙の中に目鼻口の情報が載っています。

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三尊像の彫刻 千手観音坐像 飯綱権現立像 毘沙門天像 17  蝶番の古色付け

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今回は三尊像の厨子の金具を取り上げてみたいと思います。

厨子の金具として一番小さな蝶番を手に入れましたが、きらっと光りすぎているので、光を押さえるのに漆とまこもを使って少し落ち着かせたいと思います。

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まずは、蝶番を厨子に合わせてみます。

 

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まこもは多年草のイネ科の植物です。

古い仏像の修復に古色としても用いられます。

 

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最初に漆を蝶番に薄くまんべんなく伸ばします。

 

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釘の頭にも漆をかけます。

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まこもを筆を使って振りかけていきます。

そして小さな釘の頭にも、まこもをふりかけます。

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かけっぱなしですが、この状態で固まるまで置いておきます。

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化仏の入った印籠型の香合佛の彫刻 5

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次にはみ出した化仏の底の部分を筒状の入れ物に合わせて鋸で切り取ります。

 

 

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上の穴は組紐が通る穴です。

 

 

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表面仕上げはサンドペーパーで磨き上げました。

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椿オイルを塗り完成です。

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組紐と化仏を合わせます。

 

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あらかじめ筒に通しておいて、化仏の穴に差し込みます。

化仏の穴の中に接着剤を入れてあります。

 

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最後に化仏を組紐で引っぱり中に挿入したら完成です。

 

 

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化仏の入った印籠型の香合佛の彫刻 4 梵字の彫刻

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今回彫刻の化仏は、辰年の普賢菩薩をイメージして制作しています。

普賢菩薩の梵字であるアーンを下書きします。

 

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下書きがきっちりと決まれば、丁寧にたてこみを入れて、文字を彫りおこします。

 

 

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文字の周りを奇麗に彫りだして整えます。

 

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化仏の入った印籠型の香合佛の彫刻 3

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顔の幅は少し広めに残しておきます。

耳を彫りだすと顔の幅が狭くなります。

その事を踏まえて残します。

 

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光背も見た目で左右がそろうように整えます。

 

 

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まだ化仏の彫刻を残しておいて、次にカバーの木を丸く削ります。

 

 

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まだ完璧に仕上げずにこのぐらいで残しておいて、化仏の彫刻に進みます。

 

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この辺りから顔を彫りだしています。

螺髪や耳を出すと顔がやや小さく見えます。

 

 

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面相まで彫りだすと、全体像が見えてきて彫るべき箇所が明確に見えてきます。

 

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光背の後ろに穴を穴をあけています。

最終的にこの穴に組紐を通して固定します。

 

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カバーの木も徐々に仕上げます。

 

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衣のラインを鉛筆で引いて、雰囲気を見ます。

 

 

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鉛筆の線が決まれば彫刻刀で彫りだします。

 

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化仏の入った印籠型の香合佛の彫刻 2

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今回から化仏の荒彫りに取りかかります。

光背の高さを考えて化仏の大きさを決めます。

ラフに一度描きながらまずは全体的に見て、そして修正しながら細かく微調整して描きます。

 

 

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頭頂部の所に切り込みをいれて光背と化仏の段差をつけます。

 

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まずは顔の顎をやや少ししたの位置から切り込みを入れて後で顎を微調整しながら上に上げます。

両肩と胸の雰囲気を考えて荒彫りします。

 

 

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横から見ると顔の鼻先は奥になります。

やや顔を下に傾けると雰囲気が出てきます。

 

 

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両手で握り込んだ膨らみを意識しながらひじの位置を決めて荒彫りします。

そして足先はまだまだ出てきていないので、足先を彫りだします。

 

 

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足先も横から見るとやや奥になります。

 

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この辺りから衣の線を引くと、全体像が見えてきます。

 

 

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鉛筆の線を確認しながら衣の線を彫刻します。

 

 

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