仏像の手の彫刻 握り手の制作行程 7

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この段階になると小指の外側の輪郭線をきっちりと決めます。

そして、小指の内側の輪郭線を決めながら穴を開けてます。

基本的に外側から彫刻で形作り内側を削ります。

内側から削ると後で外側の輪郭線を彫ったときに削りすぎている事があります。

 

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この段階になっても、若干指は太くしています。

最後の最後に、親指を除いた4本の指の方向性は全て並行に並んでいるのではなくて若干内側に向かって仕上げていきます。

 

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指には爪を描きます。

この段階では小さく描いておきます。

後で大きくする事は簡単ですが、その逆は難しいからです。

 

 

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手首の飾りは腕釧(ワンセン)と呼びます。

腕釧は外側の輪郭縁が決まっているので内側には細いリングに菊座(菊の花びら)を表現したものを彫りだします。

その境目の線を描いています。

 

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