千手千眼観自在菩薩尊像
(梵名:サハスラブジャールヤーヴァローキテーシュヴァラ)
この菩薩さまは千手千眼観自在菩薩(せんじゅせ
んげんかんじざいぼさつ)です。
虚空蔵院の向かって左の大きな菩薩さまです。
お姿は二十七のお顔に千本の手を持っており、
そのうち四十二本の手を強調します。
その手にはそれぞれ眼があらわされています。
我々になじみの深い千手観音のことを指します。
千の手、そして千の眼をもって衆生をを救済し
ます。
それぞれの手持ち物には意味がありますが、ま
た後ほど加筆したいと思います。
この尊は観音さまが持つすべての誓願を備えて
おり、仏、蓮華、金剛の三部の果徳を表す虚空
蔵院に佇んでいます。
蓮華部の主尊であり蓮華王ともいわれ、また京
都三十三間堂は千手観音を千体祀っており、正
式には蓮華王院といわれています。
合掌