金剛衣天尊像 (梵名:Vajravasi ヴァジュラヴァシー)
この尊像の名前は金剛衣天(こんごうえてん)です。
胴体は人の体ですが、頭は象です。
左手に弓を執り、右手で箭(せん)を引きます。
毘那耶迦の一種で外金剛部二十天の一つで、西方に位置します。
金剛衣天は金剛衣服天とも呼びます。
『諸尊便覧』は尊名の衣について、この尊の大悲を意味してそれは母体に宿った胎児をつつむ胞衣に喩えられています。
三形の弓箭は性愛のカーマの持ち物で『賢劫十六尊』は西門に位置し、弓箭を持つといいます。
合掌