画像を見て驚かれるかもしれません。
鍋にお湯をはって仏像を浸しています。
これは接着剤である三千本膠をふやかして分解するためですが、全ての接着がはがれれるのに約3時間ほどかかりました。
分解されたそれぞれの部材を見本に、比例コンパスを使って、目的の倍数を設定します。
例えば3倍の大きさにしようと思えば、それぞれの部材を3倍の大きさの木を用意して、3倍のマス目を引いていき、それぞれの部材の荒彫りにとりかかります。
形が整ってきたら、仮付けして全体を仕上げていきます。
今回はこの原型を作るまでの行程を記してみました。