実はこの差し込み式の香合佛は、途中彫刻をしない時期が長くて、上の状態からさらに2ヶ月程経過したのが下からの画像です。
面相なども細かいですが、時間の経過とともに彫るべき箇所がだんだんと見えてきます。
顔を細かく調整し、手先の調整と手首をさらに細くして肘から手先にかけてのバランス見ながら彫り進みます。
阿弥陀様のおなか周りで手と脇腹の間がへこんでいます。
そのへこんだ部分はかなりへこませます。
するとおなかが出てきて、仏様らしい雰囲気になります。
以前、袈裟の線を下書きしましたが、もう一度描き込みます。
さらに袈裟の細かな衣紋線もえがきます。
下図線に沿って刻みを入れますが、バランスが悪いと感じたら、彫りながら微調整します。
次は形を作りながら仕上げていきます。