新しい造佛記のロゴ

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実は時間に余裕ができたらロゴを変更したいと前々から思っていました。

Macのフォントも美しいロゴが用意されているとはいえ、書体は古い中国の書家の字を使いたいと考えていました。

それで試したかったのが昔の人達が書かれた字を組み合わせて貼付けてみようと思っていました。

今回の修正したロゴがそれなのですがこれは集字(しゅうじ)というやりかたです。

習字(しゅうじ)と間違えそうになるのですが、集める字と書いて集字です。

これは、自分の好きな書体の特に王羲之や欧陽詢などの書家が書かれた字を一字一字集めて組み合わせて一つの文にします。

それを見本にして字を書く練習にするのですが、私はそれをブログのロゴで試してみました。

昔の人のおかげで、すごく良いロゴができたと勝手ながら満足しています。

これからのブログの記事を書くモチベーションにもなります。

合掌

 

自画像の彫刻 1

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これから7回に分けて木彫の自画像を制作します。

まずは仕上がりの画像を掲載いたします。

製作期間は2日、印刀一本と丸刀3本の計4本で制作しました。

次回の投稿は角材から始めますので、この画像を頭に入れておくと、わかりやすいかと思います。

 

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仏像の手の彫刻 開き手の彫刻 6

 

 

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さらに細かいところを詰めていきます。

親指と人差し指の根元は思っている以上に近い場所にあります。

親指の指先は第一関節が一番外側にあります。

そこからつま先にかけて、わずかに内側に曲げます。

 

 

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上の写真では親指と人差し指が離れているように見えますが、人差し指の根元から第二関節にかけて曲げる角度が深いです。

しかし、それにつられて広がっているように見え人差し指の根元の位置を想像以上に親指と離してしまう可能性があります。

重ね重ねお伝えしていますが、くれぐれもご注意ください。

 

 

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小指のも人差し指に似ていて根元から第二関節にかけて今度は緩やかに傾斜が付いています。

それから第一関節つま先にかけて力を抜いて緩やかに内側に向いているような意識をします。

 

 

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人差し指の内側の彫刻は幅の狭い平刀が必要です。

 

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仏像の手の彫刻 開き手の彫刻 5

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ほぼ手の姿がでてきました。

指の第一関節、第二関節をうっすらとへこませます。

うっすらとへこますのは微調整があとで出来るようにするためです。

 

 

 

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この段階までなってくると手の裏からみた指もくっきりと出していきます。

 

 

 

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まず最初に人差し指から小指にかけての指の根元のラインを描きます。

そして中指と薬指の境目を少しずつ彫りだします。

 

 

 

 

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指先の長さが決まれば、爪を表現するために爪の出てくる箇所をうっっすらとへこませます。

他の指も同様にへこませます。

第一関節、第二関節のへこますところも少しずつ決めすぎないように形を出していきます。

 

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この段階までは印刀一本で彫刻していました。

しかし人差し指の内側を彫るには限界があるので、一分5厘(4.5㎜)幅の平刀を使用します。

 

 

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人差し指の根元から第二関節に向けて刻んでいます。

ちょうど隣の中指に当たるか当たらないかの幅です。

 

 

 

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さらに手の裏の指をそれぞれ丸めていきます。

一差指が大きいですが、この段階でもはっきりと決めすぎずに最後の修正は仕上げの一歩手前まで置いておきます。

よく失敗するのが、早い段階で形を決めすぎてしまう事です。

かならず後で彫り過ぎてしまうことがあります。。

 

 

 

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仏像の手の彫刻 開き手の彫刻 4

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いよいよ難しくなってきます。

これから先は本の些細な彫り過ぎが形を大きく変えてしまいます。

特に親指と人差し指の関係性はとても重要です。

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親指と人差し指は今の段階ではあまり離さないようにします。

 

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横から見るとグローブをはめているように太いですが、まだ細めません。

 

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後から見ると真ん中の日本の指がへこんでいます。

指の根元を彫りすぎないように注意します。

 

 

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親指と人差し指はまだ離さないという事でまず最初に人差し指を曲げた第一関節当たりをへこめます。

 

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この角度から見ると人差し指が奥の方から前へ曲げているのがわかります。

 

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人差し指は前から見ると奥に見えますが根元は他の四指と同じ位置です。

 

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中指から小指にかけて同じような流れで徐々に中指を立てています。

人差し指も同じような流れをすると単調なのですが、人差し指を下げる事でバランスをとっている、そんな感覚で彫り進めると良いように思います。

 

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徐々に細くなっていますが、親指の関節部分の位置がずれると大きくバランスを損ねるので、全体を見ながら関節位置を修正できる程度に徐々にへこませています。

 

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手首も握り手同様に腕釧(宝飾)を入れます。

まずは輪郭線から引いて、二つのラインに分けます。

 

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やや二つのリングはやや太さを変えています。

指先に近い方は細くします。

そして輪郭線を印刀で立て込みを入れます。

 

 

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立て込みを入れた箇所を斜めに落とし徐々に手首と腕釧をはっきりさせます。

すると細くなっているように見えます、腕釧の彫刻を止め指や手の平、手の甲などを確認しながら彫り進めます。

 

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彫りたりないぐらいで一気に彫り進めず、一度手の彫刻から離れます。

 

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造佛記、香佛舎の謎の英訳者セイタロウとは

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私のウェブサイトを見て、仏像を彫り始めた人がいます。

後にウェブサイトの英訳をしてもらう、セイタロウ(ペンネーム)さんです。

カッターナイフを使った仏像彫刻の彫り進め方の記事を検索エンジンでヒットしたのがきっかけでセイタロウさんと出会いました。

もともと様々な手仕事を経験していたので飲み込みが早く、今では本格的な彫刻刀の印刀一本を使って仏像の彫り方を練習されています。

当初、このウェブサイトを作るにあたり、日本国内にしか目を向けていませんでしたが、セイタロウさんからメッセージが届いたのは国内ではありませんでした。

セイタロウさんは日本人ですが今は遠い国に住んでいます。

セイタロウさんの住んでいる場所には切れる刃物はないのですが、私にメッセージを送る前は、限られた道具の中で工夫し苦心して仏像を彫られました。

私はカッターナイフならどこでも手に入るだろうと浅はかに考えていたのですが、現地の刃物は日本で販売されている安いカッターナイフの切れ味にも及ばず、そうとう削るのが難しい状況だったと思われます。

それでも仏像の形に彫り上げられたのはたいしたものだと思います。

仕上がった仏像を奥さんにプレゼントされてご家族皆さん大変幸せな気持ちになったとの内容のメッセージを2014年10月9日にいただきました。

私は本当に嬉しくなって、このサイトが人を幸せに出来たのだという気持ちと、日本から離れて暮らしている日本人の方々が日本のものに飢えているという事を知りました。

彼とメッセージをやり取りしていて既に半年近くなっていた事にあまり気付いていませんでしたが、時間の経過は早いものです。

その間膨大な量のメッセージをやりとりしてました。

彼は、日本で後悔を残して今は遠い国で生活をしているのですが、それを全て自分の傲慢な心が引き起こしたもの、それらを沈め、縁の下の力持ちになり、出しゃばらずに仏像を彫りながら人格形成をしていきたいという気持ちで彫刻に励んでいらっしゃいます。

私が以前自分のサイトの英訳を勉強しながら進めていきたいという記事を書いたのですが、それを見たセイタロウさんが是非私に英訳をさせてくださいとのメールを頂きました。

しかし私は英語を勉強しながら、ウェブサイトを全て一人で制作する予定だったのですが、私は英語が苦手です。

彫刻とウェブサイトを作る事で手一杯でいつかは英語をマスターしたいという気持ちはありました。

そんな中彼の英訳したいという気持ちは、私にとって願ってもない事だったのですが、そうなると彼の仕事、そして家族の時間を削る事になり、私としては心苦しく思いました。

しかしセイタロウさんはこのサイトの力になりたいという気持ちが木彫を続けていくうちにどんどんと強くなっていたようです。

そこで、家族と仕事に支障がないよう余裕を持って、まず始めに彼が私にメッセージを送りたいと思ったきっかけである、香佛舎でやりたい事という記事から英訳を始めました。

私は、いつでも良いので数ヶ月かかろうがあまり気にしないよう悠長に構えていましたがその2日後にはすでに英訳を終えていました。

あまりの早さにびっくりして、次の英訳も任せる事になり、それが徐々に増えついに私のウェブサイトの骨格があっという間に完成するに至りました。

そこで私は一つ提案をしました。

英訳をしていただいた功労者のセイタロウさんの本名と英訳に至るいきさつを記事にして書いて皆に見てもらったらどうかということです。

すると彼は、ありがたい話ですが、それにより私に傲慢な気持ちが芽生えるのではないかと心配されてました。

そのような経緯から本名の掲載は今の段階では避け、後に時期がきたら本名に変更し今の段階では仮にセイタロウという名前で掲載をすることに致しました。

彼も私も半人前、これからさらなる飛躍を目指し自分たちに自信が付くまでは地道にそして楽しくコンテンツを増やしていければと思っています。

仏像の手の彫刻 開き手の彫刻 3

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斜めから見るとまだまだ彫るべきところが沢山残っています。

 

 

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しかし、木は私たちに「早く削って」っと言っているのではなく私たちが勝手に焦らされているのでその焦りを押さえ、しばらく彫り足りないと思いながらも全体的に眺めてください。

その上で、親指と四指の境目を少しずつ削りながら詰めていきます。

 

 

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上の画像は手前が親指です。

後ろは前が決まるまで彫らないようにします。

 

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中指を残しておくと、微調整が聞きやすいというのがわかるでしょうか。

この微調整役を中指がしていて、削りながらバランスを取っていきます。

そして、指の方向性は四指のラインを前に引っ張っていくと、重なります。

すべて並行ではなく、そのように若干内側を向いています。

しかし、意識しすぎないようにします。

 

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横から見るとまだ残っています。

親指は慎重に削ります。

 

 

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いよいよ裏の面を削ります。

しかし、このぐらいに押さえておきます。

まだ表の形がはっきりと決まった訳ではないのですが、ここまでなら彫れるという、絶対に大丈夫なところを彫ります。

 

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このあたりから、人差し指と親指が広がってきます。

となりの中指を彫りすぎないように注意します。

 

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手の後ろに膨らみをつけます。

これは、手を後ろに曲げたときに出来る、肌の弾力を表しています。

 

 

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ひと差し指は第二関節が奥になります。

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横から見て、小指が奥(下)、次に薬指(中)、そして中指(上)という順番でバランスよく整えます。

 

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仏像の手の彫刻 開き手の彫刻 2

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開き手の彫刻を始めます。

開き手は数年前に彫刻したものがあるのでその形を見本に制作をしていきたいと思います。

まず始めに大まかな輪郭線を描きます。

この輪郭線は大雑把に描いています。

 

 

 

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上の画像は小指のみです。

 

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前回は小指が少し短いと思えたので、今回は少し眺めに木取りをします。

 

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まず最初に親指の先を削りそれと同時に人差し指の輪郭線を出します。

 

 

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少し線から余裕を持たせて削っています。

 

 

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撮影しながらの作業なので持ち方は少し違います。

彫刻刀の刃先の食い込ませ方だけを見てください。

 

 

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手首の丸みを考えながら、斜めに削り落としています。

 

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親指の先を残しながら、人差し指の位置を確認して彫っています。

人差し指は少し立てるので、彫り過ぎの心配は少ないのですが、その隣の中指が一番曲がっている指ですのであまり深追いはせずに次に進みます。

 

 

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親指の厚みを意識しながら隣の人差し指との関係を考えて斜めに削ります

 

 

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表の手に戻り、さらに輪郭線を決めながら彫ります。

 

 

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手首の丸みを意識して後ろの面も削ります。

 

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いよいよ表の手の荒彫りにかかりますが、小指の第二関節に立て込みを入れて、s斜めに削り落とします。

 

 

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さらに薬指に多少かかるていどに斜めに削ります。

 

 

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そして、中指を大きく残していますが、これは指を全体的に微妙に移動しやすくするためです。

その時に中指が余裕をもって残っていた方が都合が良いのです。

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仏像の手の彫刻 握り手の制作行程 8

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まずは鉛筆で描いた指先の爪を丸刀を使って彫りだします。

 

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爪のアールに合わせて丸刀を上から押さえて少し回転させます。

すると少し食い込むのでその輪郭線に沿って、爪先から幅の狭い平刀を使って、輪郭線に向って削ります。

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さらに最初に入れたアールをずらして、同じように丸刀を軽く押さえて甘皮を彫りだします。

 

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同じように他の四指も彫りだし増すが若干大きさを変えます。

親指よりやや小さく人差し指、中指、薬指の爪を彫りだします。

さらに若干小さく小指の爪を彫りだします。

 

 

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首飾りの腕釧(わんせん)はリングの部分と菊座の境目を削りだします。

 

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さらに菊座の切り込みを入れる箇所に鉛筆で下書きをして、刀をいれます。

 

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菊座一枚一枚に丸刀で内側をへこませます。

 

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最後に菊座の角を斜めにカットして手も全体的に仕上げてます。

 

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さらに腕釧を仕上げて、完成です。

出来上がった手は下の最初へ(完成)のリンクに張っておきます。

 

 

 

前へ              最初へ(完成)

 

仏像の手の彫刻 握り手の制作行程 7

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この段階になると小指の外側の輪郭線をきっちりと決めます。

そして、小指の内側の輪郭線を決めながら穴を開けてます。

基本的に外側から彫刻で形作り内側を削ります。

内側から削ると後で外側の輪郭線を彫ったときに削りすぎている事があります。

 

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この段階になっても、若干指は太くしています。

最後の最後に、親指を除いた4本の指の方向性は全て並行に並んでいるのではなくて若干内側に向かって仕上げていきます。

 

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指には爪を描きます。

この段階では小さく描いておきます。

後で大きくする事は簡単ですが、その逆は難しいからです。

 

 

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手首の飾りは腕釧(ワンセン)と呼びます。

腕釧は外側の輪郭縁が決まっているので内側には細いリングに菊座(菊の花びら)を表現したものを彫りだします。

その境目の線を描いています。

 

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