梨木神社の銘水

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梨木神社(なしのきじんじゃ)は、京都市上京区にある神社です。
明治維新に大きく貢献した三條實萬(さねつむ)・三條實美(さねとみ)父子を祭神としています。

境内の井戸の水は「染井の水」と呼ばれ、京都三名水の一つとされ、醒ヶ井・県井・染井のうち、現存するのは梨木神社の染井の水だけである。

また境内には約500株の萩が植えられており、別名萩の宮とも呼ばれており、9月中旬~下旬には萩祭りがおこなわれています。

久邇宮朝彦親王の令旨により、三条家の邸宅跡に三條實萬を祀るための社殿を造営し、明治18年(1885年)、地名からとった梨木神社の社号と別格官幣社の列格を受けて創建した。その後大正4年(1915年)、大正天皇即位を記念して、子の實美を合祀としました。

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無鄰菴の洋館

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無鄰菴の洋館2階の間は、しばしば要人との会見に使用されていました。

日露戦争開戦前の1903年(明治36年)4月21日にはここでいわゆる「無鄰菴会議」も行われていて、元老・山縣有朋、政友会総裁・伊藤博文、総理大臣・桂太郎、外務大臣・小村寿太郎らが当時、ロシア帝国は強硬な南下政策をとっており、満州のみならず北朝鮮でも勢力の拡大をすすめていました。

桂は、ロシアの満州における権利は認めても、朝鮮における日本の権利はロシアに認めさせる、これを貫くためには対露戦争も辞さないという態度で対露交渉にあたるため、この方針への同意を伊藤と山縣から取り付けようとしていました。
洋館の1階は、写真展示スペースになっています。

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下の画像は一階から二階にかけての窓から撮影しました。

 

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二階は、無鄰菴会議が開かれた場所です。

狩野派の絵が描かれた贅沢な内装です。

このお部屋は画像で見るよりもさらに薄暗く、時間が止まったような不思議な感覚になります。

 

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無鄰菴の庭へ

 

無鄰菴とお庭

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私は無鄰菴の前の仁王門通りを20年近く平日はほぼ毎日通っているにもかかわらず、一度も入ったことがありませんでした。

今回、ここでお茶会をする計画もあり、その下見として、撮影も兼ねて行ってきました。

 

 

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無鄰菴の向かいには、朝粥が有名な瓢亭さんがあります。

 

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無鄰菴は日本に3軒あります。

京都、南禅寺近くの無鄰菴は第三の無鄰菴と言われ山縣有朋の別邸でした。

現在は1941年に寄贈されて京都市が管理しています。

その庭園は1951年(昭和26年)6月9日、国の名勝に指定されました。
数寄屋造りの母屋、藪内流燕庵写しの茶室、煉瓦造り二階建て洋館、および広い日本庭園からなります。

山縣有朋は明治25年ごろから準備を始め、1894年(明治27年)に造営に着手、明治29年完成いたしました。

洋館の設計は新家孝正で明治31年に竣工。

山縣が別邸無鄰菴をこの地に築いた背景には、東山山麓の南禅寺下河原一帯を別荘地として位置づけて発展させようとしていた当時の政財界の動きがあったようです。
無鄰菴は、その別荘・別邸群の先駆けともいえる存在となったようで無鄰菴に続くようにできた付近の別荘の作庭も、七代目植治がその多くを引き受けることとなりました。

 

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広い庭園は山縣が七代目植治(小川治兵衛)に作らせたものです。

東山を借景とし明るい芝生に琵琶湖疏水を引き込み浅い流れを配した池泉廻遊式庭園で、近代的日本庭園の先駆けとも言えるお庭です。

 

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藪内流燕庵写しの茶室

 

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藪内流燕庵写しの茶室

 

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洋館へと続く

 

インスタグラムのロゴの香合制作

上の動画はInstagram用に制作した15秒程の短編動画です。

 

上の動画は、全編動画です、と言っても52秒ほどです。

 

今回はInstagramのロゴを香合にしてみました。

Instagramでつながった人と思ってもみないことだったのですが、たくさん交流させていただくことができました。

さらにお茶会のことを投稿してからフォローしていただく人が増えて、またお茶会などにも興味がある人もたくさんいらしたので、同じくインスタグラムのフォロワーさんでお煎茶をされている方と一緒にお茶会を、来年の初春頃に無鄰菴でお茶会を開催することといたしました。

その時に、思いついたのがインスタグラムのロゴを香合として作ってみるということです。

 

 

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香合の材料には檜(ヒノキ)を選びました。

まずは正方形の木を用意しましたが、厚みは少し大きめに残しています。

 

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横から見ると蓋と身を分けるために蓋を少し大きめに残して切り離します。

 

 

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ロゴマークの中は貫通出せるので、少し残し気味でドリルで穴を開けてから糸鋸を使って切り離しています。

 

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蓋の方は内側のお香が入る口のところはくぼみの分、厚みをのこしています。

 

 

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サンドペーパーで綺麗に磨きこみます。

 

 

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今回は、ツヤをあえて出さないように一回だけ漆をかけています。

 

 

 

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実は内側はまだ完成ではないのですが、まずはお茶会を盛り上げるための香合の動画を制作するために、一度これで完成写真を撮影しました。

 

 

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完成

 

ガラスの金継の修繕方法 

ガラスの器の金継ぎ

今回は初めての試みではありませんが、何度か試行錯誤して初めてグラスの金継ぎが、完成いたしました。

まずは最初の状態です。

少しチップ(小さなほつれ)があります。

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金継ぎの方法ですが、陶器のように普通に金継ぎをすると接着面が漆の黒色になるので、接着面が透けて見えて汚く見えます。

せっかくの楽しい食事が台無しになります。

ですので、まずは接着面を金色にする必要があり、最終的なやり方として、まずは下地漆を接着面に塗りその上から金粉を巻き筆でならします。

 

 

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上の写真のように金色を接着面に塗ることができたら固まるまで数日待ちます。

 

 

 

接着面が固まったら錆漆を作り盛り上げます。

 

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接着面はガラスごしにこのように見えます。

 

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錆漆が盛り上げられたら数日固まるまで待ちます。

 

 

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錆漆が固まったら表面を綺麗に耐水のサンドペーパーでならして、なめらかになったら

朱色の顔料の入った、ベンガラ色の漆をぬり金粉をまぶして完成です。

 

 

 

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よろしければ、以前ご紹介しました金継ぎを掲載しておきます。

 

 

 

 

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井戸茶碗の金継ぎ

ワイングラスの金継ぎが完成しました。

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グラスの金継ぎは、ずっと避けていました。

それは接着面が透けて見えるからどうしても汚く見えます。

試行錯誤の結果、透けて見える接着面を金色にすることができました。

また後日改めてブログでご紹介したいと思います。

追伸

今、ガラスの修繕方法をブログにて掲載いたしました。

グラスの修繕方法

 

よろしければ、以前ご紹介しました金継ぎを掲載しておきます。

 

 

 

 

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井戸茶碗の金継ぎ

平成27年 早朝の秋の南禅寺を撮影してきました。

まずは動画から

京都の早朝は撮影には撮影には最適な時間帯です。

南禅寺に到着したのは早朝6時40分ごろでした。

観光客もこの時間帯にはさすがにくる人が少ないですが、それでも本気のカメラマンや、真剣に撮影をする人がポツリポツリといらっしゃいます。

したの南禅寺の門を見ていただくと奇跡的に人が誰も写っていませんでした。

こういう写真が撮れるのも早朝に出てくる特権だと思いますが、タイミング的にも一瞬でした。

しばらくするとおっちゃんが門の下で体操を延々と始めていました。

今回の撮影は時間が経てば経つほど人が増えていくので最初に大きい画面で南禅寺を抑えて徐々に紅葉のアップとか小さな対象物に変えていくというやり方でできるだけ人を映さないようにさせていただきました。

 

 

 

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青蓮院の好文亭でお煎茶を頂いてきました。

縁というのは不思議なものでまさかインスタグラムでフォローさせていただいていた方のお茶会に参加することになるとは夢にも思いませんでした。

青蓮院は最近ライトアップを見に行ったばかりでしたが、明るい時間帯でのお庭の散策は今年はじめてなので丁度見に行きたいなと思っていた矢先の御煎茶のお話乗らないわけにはいかなかったです。

好文亭は青蓮院のお庭の中程にあり、ライトアップの時にも美しく上品な建物だなと思っていて、その時から中に入ってお茶席を見てみたいなと思っていました。

 

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好文亭は今から227年前の江戸時代、天命8年(1788)に、大火によって御所が炎上しました。

その時に後桜町上皇は青蓮院を仮の御所として一時避難されていました。

好文亭は、その際、上皇が御学問所としてお使いになられた建築物です。

茶室として活用したのが明治に入ってからでした。

しかし平成五年四月、ゲリラ事件の被害に遭い、惜しくも焼失してしまいました。

その後、多くの方々の多大なるご支援により、平成七年秋に竣工し、三笠宮両殿下のお成りのもと、裏千家お家元 千宗室様により盛大な釜開きを挙行致しました。

焼失前の図面と照らし合わせて木材等の材質も全く同じで江戸時代の本格的数奇造りを忠実に再建されました。

内装は四畳半の茶室三部屋と六畳の仏間、水屋等からなります。

障壁画十三画は、日本画の大家、上村淳之画伯の御奉納による花鳥図です。

 

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好文亭に入ると待合に通されました。

待合から見えるお庭や内装を観させていただきました。

照明をよく見ると骨組みは檜でできていて、曲線になっています。
この曲線を作るのには木を削り落とさなければいけないので元は大きな板だったのだろうということが想像できます。

さりげなく贅沢で、そんな好文亭のお洒落心を感じ入って見とれていました。

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しばらくすると、待合からお茶席に通されました。

お茶席では上村淳之画伯の鶴の絵の襖絵がありました。

とても迫力があるのですが、それでいてお茶室の雰囲気を崩さず見事な襖絵です。

それぞれ席に着くとゆったりとした時間の中お手前が始まりました。

 

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お手前していただくのは煎茶道、宝山流です。
タイミング的に私が御正客の位置になっていました。

和服を着てなおかつ男だったら御正客に通される宿命だということは御抹茶の世界では、よくあるパターンです。
御煎茶なので、どうすればいいのだろうと思いましたが流れに身を任せようと思い、そのまま堂々と御正客の席に居座ってしまいました。
お花、軸、ふすまのことを質問しなければいけないのだろうかと頭の中は少し混乱していましたが、御煎茶の先生の方が上手に話をもっていって下さりそのおかげでリラックスして楽しむことができました。
そんな中すでにお手前は始まっていました。

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指先にまで神経が行き届いている美しいお姿でした。
私自身も緊張していましたが、そんなお手前されている方が時折見せていただく笑顔にお客さん全員が癒されていました。

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お煎茶の味もいうまでもなく美味しい味でした。
一般的な緑茶に比べると、苦くはなく、とてもお茶の香りが濃厚でなぜか甘みを強く感じました。
とても美味しく二煎もいただきまいた。

帰り際に上村淳之画伯の鶴の襖絵の前で記念写真を撮らせていただきました。

インスタグラムが繋いだ不思議な縁、実際には初めて会う私のために、私を信じ誠心誠意お茶席を楽しませていただいた多くの方々の支えがあってこその素敵なひと時を過ごすことができました。
宝山流の方々には大変感謝をいたします。

 

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好文亭外観です。

質素で美しい外観をしています。

外からは微妙にお茶会の様子が見えにくくなっています。

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最後までお付き合いくださりありがとうございました。

お地蔵さんの仏頭の彫刻の工程をストップモーションで作成しました。

まずは動画から

今回は合計、約3日ほどで彫刻、撮影、編集が終わりました。

クオリティーを高めればまだまだ高めていけると思いますが、多くの人が映像として楽しめる範囲内で、今後は妥協点を見つけて編集していきたいと思います。

画像と違い映像は手間かければかけるほど良くなっていくし半端なく時間がかかります。

本来やるべき彫刻をしたり、サボったり遊んだりする時間がなくなってしまうので、動画撮影をどこまで手を入れるべきか悩むところではあります。

YouTubeを見て思うのですが最高のものを多くの人が求めているのだろうかと思うことが多々あります。

こんなのがなんで人気なんだろうかとくだらないと思いながらもついつい見てしまったりします。

反対にこれはすごく手が込んでいて、きっと多くの人に人気があるんだろうと思うような動画であってもあまり見られていなかったりします。

私の投稿した動画は今回で118本目です。

最初に投稿した動画から比べると、動画に対する考え方が随分と変わりました。

そして昨日嬉しいことにYouTube登録者数が100人になりました。

ユーチューバーにとって100人は非常に小さい数字ですが、私にとってはとても大きな数字です。

今まで登録してくださった皆様や多くの視聴者さんなど、に楽しんでいただける、そして多くの人が求めている動画作りを目指して制作していけたらと考えています。

本当に皆さん、ありがとうございました。

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折り鶴を木彫する 6 完成

まずは動画から

動画は前回と同じです。

 

 

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この段階でも彫刻としては面白いと思うのですが、さらに仕上げていきます。

翼の形が決まったら、背中側から翼を丸刀で削り出して折り込みの山を表現して仕上げていきます。

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翼が削り終わると、あとは仕上げていきます。

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完成です。

 

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