蝉丸神社と鰻で有名な逢坂山かねよでゆっくりと過ごしてきました。

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『小倉百人一首』で有名な蝉丸が詠んだ歌で逢坂の庵より往来の人を見て

「これやこの 行くも帰るも分かれつつ 知るも知らぬも 逢坂の関」

というを和歌を詠まれたのが有名ですが(百人一首では 「行くも帰るも分かれては」 となっている)

その蝉丸ゆかりの神社に今回いってきました。

蝉丸は歌舞伎曲・芸能の祖神として崇められ、盲目の蝉丸が開眼する逸話にちなんで、眼病でお悩みの方々が参拝にいらっしゃるそうです。

私もパソコンのやり過ぎということもあり最近眼が疲れているのを実感していたので、霊験にあやかって参拝させていただきました。

本当に静かなところです。

京都市内は三連休で祇園祭が終わったといってもまだまだ沢山の人です。

しかし京都から地下鉄を使えば15分ほどで行く事ができます。

 

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蝉丸神社の近所には逢坂山かねよという鰻専門店があります。

こちらのお店では鰻もおいしいのですが、なんといってもお庭が楽しめます。

 

 

 

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お店に入るとすぐにお庭です。

席があくまでゆっくりと庭を散策していました。

台風が2日前まで接近していたのですが、その事を忘れてさせるぐらいの暑い日差しです。

 

 

 

 

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お庭が見える座敷は料理の味をさらに引き立ててくれます。

そして一時の旅館気分を味わえます。

 

 

 

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座敷から見たお庭の景色です。

 

 

 

 

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待ち時間含めて時間にして1時間30分ほど滞在していましたが、半日ゆっくりと過ごせたような気分です。

楽しいひとときでした。

 

 

 

法隆寺金堂の毘沙門天像の彫刻 5

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仕上げの一歩手前ですが、ここからが仕上げまでの時間はかなりかかります。

比較すれば、荒彫りからここまでの状態に至る時間と同じぐらいかかります。

彫刻刀も細くなってきて彫る面が細かくなるからです。

 

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三叉戟を通してみました。

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法隆寺金堂の毘沙門天像の彫刻 4

右手を切り離したあとは顔周りが彫刻しやすくなります。

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右手は切り離してから、形を削りだしていきますがある程度の形が整ってきたら小さな穴を手首の切り離した面に穴をあけてダボを差し込みます。

もう一方の面にも同じように小さな穴をあけて木のダボで右手を仮付けします。

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法隆寺金堂の毘沙門天像の彫刻 3

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しばらく毘沙門天像の彫刻から離れていましたが、彫刻の再開です。

この段階までくると右手の衣が出ているところから手首を切り離させていただきます。

 

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右手を切り離しました。

次に右側の顔を整えて顔のバランスをとります。

細身の仏像ですので、思っていた以上に顔の横幅が細くなります。

幅を整えるのと同時に面相も彫り込んで バランスを見ます。

 

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顔がなくなったのでびっくりされたかもしれませんが、私は少し前に顔を残して一発で決めずに何度も調子を見ながら面相を決めていきます。

そのため目鼻口を削り落としてもう一度面相を削ります。

 

 

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三叉戟を持つ左手の穴をあけているところです。

まずは錐で細い穴をあけて次に金工用のドリルの刃先をゆっくりと回転させて慎重に穴を広げます。

 

 

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わらじの制作 5 - 使い心地 大地とアースする(アーシング) - 

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ワラジの使い心地

今回、わらじの制作1〜4とブログでご紹介させていただきましたワラジは征太郎さんからプレゼントしていただきました。

なによりも嬉しいプレゼントです。

最後に今まで制作していただいたわらじを実際に履いた私の感想を記載させていただきます。

私のワラジとの出会いはワラジの制作の記事で掲載の協力をいただいた征太郎さんとのご縁がきっかけです。

それまで、履物としてワラジと履こうという発想がなかったのですが、征太郎さんから最初にワラジをプレゼントしていただいたときに私の今まで抱いていたワラジのイメージががらっと変わりました。

思っていた以上に丈夫で思っていた以上にカッコよくとても素敵なサプライズでした。

ワラジが届いた時は肌寒い日が続いていてなかなか履く機会に恵まれていなかったのですが、今は季節柄とても暖かく暑い日差しの日が続いていてますので、ようやく素足でワラジを履く機会が巡ってきました。

最近ではどこへ行くにもワラジが気持ちよく、人々がブランド品をさりげなく自慢して街中に出歩くように、私もわらじをさりげなく自慢して街中に出歩いています。(笑)

そして、これ見よがしに知人にワラジを自慢して歩きまわっています。

自転車をこぐと、金属のペダルでワラジがほどけたり切れたりするのではないだろうかという心配から自転車に乗る事を控えていたのですが、征太郎さんの力強く編み上げられた強い繊維のアバカのマニラ麻は大変丈夫でちょっとやそっとではびくともしなさそうでした。

それで自転車デビューをしたのですが、今のところ全然びくともしません。

これだけ強いワラジですが最初のは着心地は痛くて気持ちいい感じでした。

自分の足型に合うまでは少しきつい目だったのですが、3〜4回目に履いた時には徐々に収まっていたように思います。

きつくて麻のごつごつとしたところがとても気持ちよくて、もし麻のワラジをこれから履こうとされるのであれば、最初にわらじを履いた時にきつくて堅いと思うかもしれませんが、すぐに自分の足にあってきますので、ワラジを育てるつもりで履かれると、素晴らしいワラジに仕上がるのではないでしょうか。

良い物は作り手と使い手が育てる物ではないだろうかと思います。

買った時が一番良い状態ではなくて、持ち主が後に丁寧に育て上げてはじめて物がより良い物に変化していくようにも思います。

物が大量生産して作られるようになる前の昔の物は使いながら工夫を凝らしてそれぞれに使いよい物に育てあげられてるように思います。

私のワラジが今後どんどんと自分の足にフィットして、より良いものに変化していく事を実感しながら楽しく履かせていただきます。

そんな素敵なワラジ、本当にありがとうございました。

 

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ワラジの作り方は下のリンクに張っておきます。

ワラジの制作 1

 

追記

タイミングというのは恐ろしいと思う時があります。

実は征太郎さんからワラジを送っていただいたほんの少し前にArthing(アーシング)という言葉を知りました。

この場合のアーシングの意味は、大地と人が共につながっている状態です。

私たちが履いている靴の底はゴムで出来ている場合がほとんどです。

そしてこのゴムで出来た靴は人間がこの地球で生きてきた歴史でみると、つい最近の出来事です。

ゴムは絶縁体として電気を通しません。

すると、人間の中にある微弱な静電気が、大地と人間の間にゴムがある事で逃す事が出来ず、静電気が常に人間の体にたまった状態にあります。

静電気が溜まってくると、様々な体の不調が出てきて、それが病気につながったりします。

それらの病気は、裸足で大地を歩く事で人の体に溜まった静電気が大地に抜け出し、地球が人間を正常な状態に戻してくれます。

靴を履いて育った子供よりも、裸足の子供の方が健康的だということも言われているのもそういうところにあるのではないだろかと思われます。

大地とつながると人は自然に対して畏れ敬い、地球を大切に扱おうとします。

しかし人間は大地から離れる事で自然破壊をする事に対する心理的な抵抗を減少することになります。

科学技術を発展させて、自然よりもより快適により便利に生活環境を変えてきました。

しかし、自然を無視した発展は征太郎さんのように若い人達が何か違うんではないか、という事に気付きはじめている人が増えているようにも思います。

若者は田舎へいき、有機農業へ向かう。

少しずつではありますが、環境に対する敏感な人達が若者を中心に増えはじめているようにも思います。

それが、わらじ一つでもよくわかります。

今の50代以上の年齢の人達は、ワラジをみると昔の日本が貧しかった田舎のイメージを思い浮かぶ人が多いようにも思いますが、若い人は知らない事もあるかと思いますがわらじという履物を美しいと感じられます。

そしてこのワラジは環境を汚染する事無く自然に還ります。

私がアーシングとワラジが結びついたのは、征太郎さんからワラジが届き少し時間が経過してからでした。

 

気がついた時は、私は仏様から何か気付きを与えられたかのように大変感謝の気持ちがわき起こりました。

そんな不思議なご縁を頂いたワラジですが、これからも大切に履かせていただこうと思っています。

最後に、私がアーシングの事を始めて知ったy−チューブ動画を貼付けておきます。

エハンデラヴィさんがご紹介しています。

 

 

 

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告白

私の密かな恋心

エレガントな曲線美

胸がときめき、片思い?

あなたと出会ったその日から、私の心はどこえやら。

二つの心が同居して衝突しそうになりそうです。

今の私はひっそりとあなたの形見を削りだし、あなたの心を独り占め。

あなたに出会えて良かったです。

フウタロウ

 

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木彫りのポルシェ356 Speed Ster 5

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今回はタイヤのホイルの彫刻と仕上げ方の変更をしたいと思います。

タイヤのホイルは当初、思い切って動かせないだろうかと考えていました。

動かすというのは本当に動かすのではなくて、彫り方を工夫して動かせないだろうかという意味です。

それで、外に出たときに動いている車のホイルの表情を見てみましたが、私の今の技量では難しいと思いました。

それで今回は無謀な事に挑戦する事はやめて普通に彫刻する事にしました。

ホイルのくぼみの彫刻は最初の一本目のタイヤは細いシャープペンで下書きします。

 

 

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そして、微妙なラインですが、丸刀を使って薄らと上の画像のように削ります。

 

 

 

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微妙な所ですが、実はこのような表現は仏像でもよく使います。

上の画像のようにエッジを丸刀で彫刻すると表情が柔らかくなります。

 

 

 

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そして、仕上げ方の変更ですが、当初はサンドペーパーで仕上げる予定で下が、すべて彫刻刀を使って仕上げる事にしました。

ペーパーで当てた所を彫刻刀で削り直すと、実ペーパーの中に含まれている研磨剤が少し彫刻面にも残っていて削ると研磨剤が刃先に付いて彫刻刀が長切れしなくなります。

それで彫刻刀で仕上げる場合はペーパーを一切使わずに彫刻したほうが良いです。

 

 

 

 

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もう少しで完成です。

 

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木彫りのポルシェ356 Speed Ster 4

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彫刻が面白いです。

ひさしぶりに童心に帰って制作をしていました。

徐々に仕上げに近づいてきました。

これから先サンドペーパーを使って奇麗に表面を磨くか、彫刻刀の彫り跡をのこしてペーパーを当てずに仕上げるか、迷ったあげくペーパーを当てる事にしました。

したの画像は手前がまだサンドペーパーを当てていない状態です。

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下の画像は手前にペーパーを当てていました。

あてると表面が滑らかに仕上がります。

 

 

 

 

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結局表面をすべてペーパーで磨く事にしました。

全体をペーパーで磨いています。

 

 

 

 

 

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サイドミラーが仕上がっていないのですが、これには理由があります。

最終的な仕上がりがかなり細くなります。

細くなると折れやすくなるので、作業中はできるだけ太い状態で残しておきたいからです。

本体が仕上がったら最後にとりかかります。

 

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あともう少しです。

実はこのブログを見ていただいた方が彫刻に時間がかかっても木彫の車をつくってみたい、そして掲載したいといううれしいお知らせが届きました。

ありがとうございます。

こちらこそどんな車が仕上がるのか楽しみにしています。

 

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実は深夜寝る前にまた気になって彫刻をすすめてしまいました。

本来ならばあまり夜更かしはしない方が良いのですがね。

 

 

 

 

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ライトの位置は人間の顔でいう所の目に当たりますので微妙な位置の違いでポルシェに見えなくなります。

実は少しより気味になっていたのを少し外側にずらしました。

ライトが中央によるとジャガーの印象に少し近づきます。

実はもう少し簡単に彫れるのかなと思っていたのですが、エレガントな曲線を出すのは大変難しいです。

 

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