このカッターナイフで彫刻する仏像の集大成として
円空仏を彫ってみたいと思います。
円空仏といっても雰囲気は少し違います。
円空仏は円空という江戸時代の前期ごろ (1632年~
1695年)に実在した山岳修験道の行者です。
現在の岐阜県に生まれ、生涯にわたって12万体の仏
像を彫ったと推定されて、現在までに発見されてい
る仏像は5350体になります。
それだけ沢山の仏像を一人で彫刻するには、1年の
間に2500体ぐらい彫刻する計算になりますので1日
に5体~10体、仏像を作り続けた計算になります。
今回、試す彫刻の雰囲気が円空仏とは異なりますが、
これをベースにそれぞれ作り手の感覚で仏像を彫刻
していければと思います。
いきなりチャレンジしても良いのですが、難しすぎ
ると感じましたら、ホーム画面に戻り、チャレンジ
というアイコンをクリックすると、だいたい8段階
でカッターナイフで彫る基本の彫り方を掲載してお
きますので、最初に戻ったり難しい彫刻に挑戦しな
がら、試してみてください。
またブログの右側にもカッターナイフで仏像彫刻と
いうアイコンが掲載してますのでそちらからでも確
認することができます。
用意するものは今まで作ってきたものよりも少し
大きな木です。
あまり固いとカッターナイフでは彫れませんので
やわらかい木を使ってください。
上の写真には定規が載せてありますが、サイズの
確認だけなのでだいたいこの木よりも大きくなら
ないように選んでください。
これ以上の大きな木はカッターで彫るには難しす
ぎます。
木の角にあたる部分が正面になります。
実は少し鼻と目の感覚が長すぎました。
削りなおしてみます。
まっすぐにあごに向かってカットします。
お顔の彫刻はカッターナイフでお顔の彫刻
で確認してみてください。