この彫刻は、以前に一刀彫として紹介した仏像に似て
いますが、目、鼻、口の刻みをいれ、また全体としては
もう少し簡略化した感じの仏像です。
手元にあった裂けた木を使っているので、その裂けた面
を利用して円空のような彫刻を作ってみた¥いと思います。
木の幅は1㎝から3㎝ぐらいの木片を使います。
あまり大きすぎると本格的な彫刻刀が必要となりま
すので3㎝以上の幅の木が手元にある場合は細くし
たりして、できるだけ大きくなりすぎないようにし
てください。
まずは輪郭線をカットしていきます。
次に足元、手の位置、あごの下をサクサクと切込
あごの高さが決まったら、少し下を向くように
顔の全体、(幅や頭上の位置)が決まりましたら
、鼻、眼、口という順で切込みを入れていきます。
以下、完成です。
あまり突っ込んで作りこむと雰囲気がなくなります。
できるだけ少ないタッチで彫れるように練習すると、
できるだけ木の裂けた面を残しつつ彫刻を
彫り進めていくと、一刀彫の雰囲気が出て
背中も木の裂けた感じを利用して残して