上の画像は柄の付いていない彫刻刀の状態です。
新たに彫刻刀を12本程追加しました。
小さい道具は幅が1分(3ミリ)弱から2分(6ミリ)の浅い丸刀や平刀です。
小さな香合佛を彫るのにもう少し道具のバリエーションを増やします。
今回はすぐに使いたいという事もあって、柄に使う木を2つに割ってその間に刃の溝を彫り挟み込みます。
彫刻刀の柄になる木です。
刃が入るところから平刀を使って二つに割ります。
少し食い込ませて左右に振ると入り込んで木の目に沿って割れていきます。
割れたら太い方を選び、刃の入る位置を確認します。
所定の位置に決まったら鉛筆で輪郭線を引きます。
溝を彫り、刃をはめてみます。
溝も奇麗に仕上げていきます。
刃を挟んで柄を接着をしますが、最初に平刀を使って二つに割ったところが圧力でへこんでいます。
そのへこんでいるところは隙間が出来ているので、あとで隙間の長さの分は切ります。
それで、へこんで隙間が出来たところがなくなります。
同じように全ての彫刻刀を割って溝を彫り刃を柄に差し込んで接着をしました。
接着剤が固まりました。
四角い状態なので角をまるめて使いやすくします。
柄の削り方は、すぐに仕上げずに未完成の柄の彫刻刀を使って彫刻などをしながら、そのときに柄も削ります。
すると、自分の使いやすい形状の彫刻刀の柄が徐々に完成します。
最後の仕上げにに鉋を使うか、印刀の彫刻刀だけで仕上げるのかは自由ですが、鉋だと、真っすぐな奇麗な仕上がりになるのに対して、彫刻刀だけで仕上げると、味のある彫刻刀の柄に仕上がります。
完成
下のリンク画像集では他にも彫刻刀の柄についてご紹介しています。