平成27年 香合作り その5  蓋と身の内側を削る

木をカットしてみると、割れたところやゴツゴツしたところ、節などの欠点と思われていた個所が逆に景色として楽しめそうだと思うようになりました。
中の蓋をはめこむところは、漆をしみこませた布を着せて漆で固めようと思っています。
そのための穴を彫刻刀で彫りたいと思いますのでまずは、鉛筆で彫る場所を決めます。

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想像していた通りの硬さ、いやそれ以上に堅いと思います。
なので小さなへこみを作るだけなのですが、ドリルを使って穴をいくつもあけてから彫刻刀で仕上げることにしました。

 

 

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ドリルを使ってある程度の穴をあけたとはいえ、それでも堅いです。
しかし、少しずつ少しずつ地道に削っていきます。

 

 

 

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どれだけ堅いか動画撮影してみました。

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なんとか、所定の深さまで彫ることができたので、面をきれいに整えていきます。
平刀の先がまがった彫刻刀を使っています。

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平成27年 香合作り その4 燃やされかけた何処にでもある木

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この木は,家の敷地内に生えていた、どこにでも生える木で今まさに燃やされそうになっていました。
おそらく鳥が種を運んできて、いつのまにか自生していたものと思われます。

そして、なんという木だろうかという事もきにかけず、調べなかったので、葉っぱの形も記憶に残っていなくて、今となっては調べるのがちょっと難しくなっています。

私が香合を制作している最中に、なんとなく目に入り、そして手に取ってみました。

成長の早い木なので、年輪の幅は広くて堅く、見るからに彫りにくそうに感じました。

さらに、急激な乾燥で年輪の中心から割れが入っています。
すべてにおいて、彫刻用材としてはダメな木です。

しかし、私はこの欠点だらけの木がいつの間にか、魅力的に感じてきました。

今年の香合の制作は柾目の年輪の幅が細かく、彫りやすい檜で四角い形、丸い形、と試しながら制作していましたが、ちょっと試しに、この木で作ってみようと思い立ちました。

どのように完成していくかどうか今の段階では漠然としたイメージしか持てていませんが、とりあえず香合に適した大きさに鋸(のこぎり)を使って切っていきたいと思います。

 

 

 

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SONY アクションカム HDR-AS30V を 車載カメラ(ドライブレコーダー)として木で改造 完成 (拭き漆で塗り重ねる 3)

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前回漆を拭いた漆が固まりアクションカムのケースが完成いたしました。

これからは、長時間でのドライブレコーダーとしても使っていきたいと思います。

それでは取り付けていきます。

 

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アクティブカムは底に蓋がありますが、その蓋をあけてマイクロUSBとモバイルバッテリーを接続します。

 

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製作中にも確認していましたが、改めてモバイルバッテリーから充電しているかどうか確認してみました。

もちろん充電できています。

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車をレンタルして走らせるのが待ち遠しいです。

完成

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1  SONY アクションカム HDR-AS30V を 車載カメラ(ドライブレコーダー)として木で改造 前編

2  SONY アクションカム HDR-AS30V を 車載カメラ(ドライブレコーダー)として木で改造 中編

3 SONY アクションカム HDR-AS30V を 車載カメラ(ドライブレコーダー)として木で改造 後編 (拭き漆で塗り重ねる)

4  SONY アクションカム HDR-AS30V を 車載カメラ(ドライブレコーダー)として木で改造 後編 (拭き漆で塗り重ねる 2 )

5  SONY アクションカム HDR-AS30V を 車載カメラ(ドライブレコーダー)として木で改造 完成 (拭き漆で塗り重ねる 3)

SONY アクションカム HDR-AS30V を 車載カメラ(ドライブレコーダー)として木で改造 後編 (拭き漆で塗り重ねる 2 )

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一回目の拭き漆が固まりました。

漆が固まるには湿気が必要で、ちょうど梅雨の時期が一番固まりやすいのではないでしょうか。

本来ならば複数回、漆を塗り重ねるのですが今回は二回目の漆塗りで仕上げとします。

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まずは、耐水のサンドペーパー400番から800番ぐらいを使って、全体を磨き上げます。

 

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塗り方は前回と同じように筆を使わずに綿の切れ端を使って漆を拭き取るように仕上げていきます。

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ビニール手袋をはめてから、漆を屋根にたらして勢い良く拭き取ります。

一回目は木材に染み込んでいく漆が余分に必要だったのですが、二回目は染み込みにくいので漆の量は少なくて済みます。

 

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拭き取りが終わったと思っても、さらに磨いていきます。

少しの余分も残さないようにするのがこつです。

 

 

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次に漆が固まりましたらアクションカムをはめてみたいと思います。

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1  SONY アクションカム HDR-AS30V を 車載カメラ(ドライブレコーダー)として木で改造 前編

2  SONY アクションカム HDR-AS30V を 車載カメラ(ドライブレコーダー)として木で改造 中編

3 SONY アクションカム HDR-AS30V を 車載カメラ(ドライブレコーダー)として木で改造 後編 (拭き漆で塗り重ねる)

4  SONY アクションカム HDR-AS30V を 車載カメラ(ドライブレコーダー)として木で改造 後編 (拭き漆で塗り重ねる 2 )

5  SONY アクションカム HDR-AS30V を 車載カメラ(ドライブレコーダー)として木で改造 完成 (拭き漆で塗り重ねる 3)

SONY アクションカム HDR-AS30V を 車載カメラ(ドライブレコーダー)として木で改造 後編 (拭き漆で塗り重ねる) 

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ドライブレコーダーで使うためアクションカムを固定できるように木で作っていましたが、それが途中段階で去年の11月15日で止まっていました。

SONY アクションカム HDR-AS30V を 車載カメラ(ドライブレコーダー)として木で改造 前編

リンクを貼付けておきます。↑

前回はまだ粗く仕上げた段階までを載せていました。

今回は漆を塗るところまで進めてみます。

上下の写真からさらに彫刻刀で細かく印刀などの彫刻刀で仕上げていきます。

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彫刻刀で奇麗に整えられたら次に230番ぐらいの耐水性の紙やすりで全体を磨いていきます。

屋根の上などは、四角い角材に紙ヤスリを巻き付けた道具を作って磨きだすと奇麗な面が出ます。

内側は丸い筆のような棒に紙ヤスリを巻き付けて内側の丸みを磨きます。

それ以外の場所は手に紙ヤスリを持って磨きます。

 

 

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これで磨終わりました。

次に拭き漆で仕上げていきます。

拭き漆は読んで字のごとく漆を拭きながら塗ります。

筆を使わないやり方を試してみたいと思います。

用意する物は、下地漆とビニール手袋と綿の切れ端です。

漆が机に付くので新聞をあらかじめ敷いておきます。

 

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下地漆を直接チューブからひねり出して木のケースに直接、漆をのせます。

 

 

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綿の切れ端を使ってひねり出した漆を伸ばします。

 

 

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漆が足りなくなったらもう一度チューブからひねり出して、直接のせます。

 

 

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穴の中のように手の入らないところは綿棒を使って隙間を漆で塗ります。

綿棒は何本も用意しておいて、一本では仕上げないようにします。

綿棒の綿が柔らかくなってきて、しばらくすると綿が一分付着しますので、その前に綿棒を捨てて新しいのと交換します。

 

 

 

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すべて拭き終わったら、もう一度拭きます。

なんども拭き取っていきます。

一回目の漆塗りはここまでにして、後は固まるのを待ちます。

 

 

 

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1  SONY アクションカム HDR-AS30V を 車載カメラ(ドライブレコーダー)として木で改造 前編

2  SONY アクションカム HDR-AS30V を 車載カメラ(ドライブレコーダー)として木で改造 中編

3 SONY アクションカム HDR-AS30V を 車載カメラ(ドライブレコーダー)として木で改造 後編 (拭き漆で塗り重ねる)

4  SONY アクションカム HDR-AS30V を 車載カメラ(ドライブレコーダー)として木で改造 後編 (拭き漆で塗り重ねる 2 )

5  SONY アクションカム HDR-AS30V を 車載カメラ(ドライブレコーダー)として木で改造 完成 (拭き漆で塗り重ねる 3)

胎蔵界 182 願波羅蜜菩薩

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願波羅蜜菩薩 がんはらみつぼさつ (梵名:Pranidhanaparamitaプラニダーナパーラミター)

身色 肌色

左手 水囊(すいのう)を持つ

右手 胸前で人差し指と中指と親指を伸ばす

衣  羯磨衣を着す

台座 赤い蓮華に坐す

十波羅蜜の第八、願の徳を表します。

右手に持つ水囊は魚を取る網です。

『華厳経』に「八地の菩薩は大悲の網を下して人天の魚を捕らえ、涅槃の岸に置く」とあります。

この尊像は五大願のうち衆生無辺誓願度にあたり、それが以下の二つの願になります。

① 仏果菩提を得んと願う求無上菩提願

② 一切の衆生を救済せんと願う利楽有情願

合掌

 

 

 

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胎蔵界 181 方便波羅蜜菩薩

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方便波羅蜜菩薩ほうべんはらみつ (梵名:Upayaparamitaウパーヤパーラミター)

身色 肌色

右手 索を持ち、羯磨衣を着す

左手 索を添える

台座 赤い蓮華に坐す

十波羅蜜の第七尊、方便の徳を表します。

羂索は摂取の働きがあり、方便を示します。

方便とは具体的な手段の意味で、菩薩が種々の方便をもって衆生を済度することを示します。

それには二種類あります

① 以上の六波羅蜜によって得た善根を衆生に回向して、共に無上菩提を求める回向方便

② 生きとしいけるものを救済する救済有情方便です

合掌

 

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胎蔵界 180 般若波羅蜜菩薩

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般若波羅蜜菩薩 はんにゃはらみつ (梵名:Prajnaparamitaプラジュニヤーパーラミター)

身色 肌色

右手 宝剣を持つ

左手 中指と人差し指を屈し、それ以外の指を立てる

台座 右ひじを立てて赤い蓮華に坐す

十波羅蜜の第六の尊像、智慧の徳を表します。

宝剣は切断の徳があり、智慧に喩えます。

あらゆる存在の真実の相を照らしだす智慧で、この智慧をもって生死の海を渡り、彼岸に到達します。

合掌

 

 

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平成27年 香合作り その3 丸い香合も制作してみる

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前回まで、四角い香合を制作していたので、丸い香合に変わっているの少し驚かれたかと思います。

色々な形を漠然と制作しながら制作していますので図面は描いていません。

図面を描くよりも手に持って立体を実感しながら制作した方が、しっくりとくるように思います。

もちろん図面を描いた方が良い場合もあります。

この丸い香合を制作する行程は前回の四角から丸に変わっただけでほぼ同じような行程をたどっています。

 

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私は轆轤(ろくろ)を使わずに手で彫り仕上げていく場合は正円の丸はあまり作りたいとは思いません。

どうしてかというと轆轤で量産することが出来るので正円ではなく、わざと楕円形にしたり歪んだ円にして、どうせなら轆轤では作れないものを作りたいと考えていますが、今回は正円にも挑戦しようかなとも考えています。

まだ私の中で漠然としたイメージだけが頭にあるだけなので、もしかしたら途中で正円から楕円に変わるようなこともあるかもしれません。

 

 

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木目を合わせるために、あらかじめ丸く木取りをした、桧材の厚みを半分に切ります。

 

 

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身と蓋の内側をコンパスで正円を引いて丸い彫刻刀で削りだしていきます。

 

 

 

 

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平成27年 香合作り その2 香合にラップを巻いて木屎漆の準備をする

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今回の香合作りは中身を漆塗りにしようと考えています。

そして外側は桧の素地をそのままにして鉋を当てて仕上げようと考えています。

木に漆を塗るということはよくありますが、木の一部に漆を塗るのは難しく、特に柔らかく染み込みやすい木だと、染み込んだところが汚く見えてしまいます。

そのために今回は漆の部分は取り外しが出来るようにして、最後に接着をしたいと思います。

まずは粉末状の木と漆を練り込んだ木屎漆を、身と蓋の内側に盛り上げたいと考えています。

そして蓋の合わせ口も盛り上げて固まったら削りだして、身と蓋を重ねあわせようと思います。

そのためにいつも以上に木屎漆の厚みの分深く縁も細く彫っていこうと思います。

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目標に近いところまで彫り込めたら奇麗に仕上げていきます。

 

 

 

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内側だけでなく外側も鉋をかけますが、最終的な仕上げではないので軽くかけています。

 

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新しい角材の道具が出てきましたが、これは木屎漆を内側に入れた後に、押さえ込みます。

そうすることで木屎漆が均一の厚みにすることが出来ます。

初めてのことが多いのですが、その木屎漆が固まったら取り外しが出来るようにしようと考えています。

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木屎漆が香合の内側と角材にくっつかないようにあらかじめラップをかけていきます。

 

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