カッターナイフで仏像彫刻の撮影をしてみました。

私のブログで一番アクセスの多いページがカッターナイフで仏像彫刻ですが、いつかは手元を撮影した動画がほしいと思っていました。

今回作ってみましたが、家で飼っているインコが途中から出演します、まだ彫刻も中盤で気持ちが乗っているときだったのでそのまま、自由にさせておきました。

びっくりするかもしれませんがご容赦ください。

下記のブログで紹介しています。

自信がない人でもカッターナイフで仏像彫刻

 

釈迦三尊像を作り直す 2 普賢菩薩像について 

前回、普賢菩薩の二体目を彫り始めたところからお話をしました。
二体目は一体目を一度、制作しているので比較的スムーズに行きました。
そして仕上げの一歩手前まで彫刻をしてそこから仕上げられなくなってきたのですが、どこが原因かというと、お顔と首の関係性がおかしくなってきたからです。

首とあごの関係なのですが、本来ならばあごの下はまだ残しておくべき個所でその前に周りを彫刻すべきところでした。

なぜ、あごと首の関係がおかしくなってきたのかというと、私が完璧な平安時代のお顔を表現したかったからでした。
そのため顔を微調整して鼻の位置が高くなりすぎたり、鼻が高くなるとあごの位置が高くなってどんどん肩が下がっているように見えます。
すると胸の厚みがなくなってきてました。

そのようなことがあって、どんなに仕上げをきれいにしてもお顔が下に下がることもなく、細い首が
太くなることもないので、仕上げようという気がなくなりしまいにはそのまま放置することになりました。

日数がたてばたつほど、その欠落した形がさらに強調されているように見えました。

三体目を彫刻しようと改めて思ったのはその彫刻からしばらく経過した時のことでした。

私は普賢菩薩によっぽどこだわりがあるみたいで、大蔵集古館蔵の美しい普賢菩薩像の印象が強く
どうしても彫り上げたかったです。

そしてこの写真の向かって左の像が普賢菩薩像が三体目の像です。

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この像は私が曼荼羅を制作する前にここまで仕上げたのですが、途中曼荼羅の制作をしようと思い立ち
ました。

曼荼羅の制作で私が会得したかったことがあるのですが、それは仏像の美しいフォルムを作れるようにするには
数をこなす事だろうと思っていたのですが、ただ単に小さな仏像を造っているだけでは面白みがないので
そこで曼荼羅を制作することを思いつきました。

これは大正解でした。
最初の数体は時間がかかっていた割にバランスが少しおかしく、しかし数を彫ると的確にバランス感覚が身についているのがじっかんとして
感じました。

最初へ

彫刻刀に柄をつける

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彫刻刀や大工道具などの専門の刃物を取り扱っているお店で彫刻刀を購入するとに同じ形状の刃でも、柄が付いているものと、刃だけのものが販売しています。

趣味やお稽古などで初めて彫刻をされている人などは、柄があらかじめついた彫刻刀を購入されている人が多いですが、慣れてくると刃の部分だけ購入して柄は自分で作る方法もあります。

柄付きの彫刻刀の場合と柄が付いていない刃だけの彫刻刀中身が同じかといえばそうではなく、初心者用として販売している彫刻刀の場合中身をかけると写真の鉄の長さの半分ぐらいしかありません。

しかし、そう簡単に減っていく物ではなくて、初心者用で毎日使い続けて頻繁に研ぐと1年持たないかもしれませんが、たまにしか彫らない場合だと何十年と使い続ける事が出来ます。

今回は柄が付いていない中身が長い方の彫刻刀の柄を作る制作行程をご紹介したいと思います。

 

 

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刃先は丸くなっていて切れない状態で販売しています。

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一本の彫刻刀の柄を作るのに二枚の細い板を使います。

あらかじめ鉋で接着面をかけておいてから、彫刻刀を合わせます。

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彫刻刀の輪郭を鉛筆やシャープペンなどでなぞります。

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輪郭線を削らないように中を丸刀で削り落とします。

 

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まだまだ彫り足りませんが一度、合わせてみます。

そして擦ると、木の方に擦った跡がつくのでそこを彫刻刀で削り落とします。

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丸刀から1、5分の平刀に変えて底の面と両面を削ります。

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彫刻刀を合わせて少しずつ微調整していきます。

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彫刻刀が入る溝が出来ました。

この次に接着をしていきます。

接着に適しているのは米糊、エポキシ樹脂、カゼイン、などは適していると思いますが、入手が難しかったり、するので木工用のボンドでも使えます。

木工用のボンドを使う場合気をつけなければいけないのはボンドが鉄に触れると錆の原因になるので、接着するときは触れないようにできるだけ気をつけます。

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固まるまで圧着します。

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固まりましたら、断面が楕円になるように四隅を削ります。

 

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四隅が削れると、断面が8画になります。

それから刃に近い柄の先と後ろの部分を細くします。

 

 

 

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彫りながら握ったりして自分の手に馴染む形状に合わせていきます。

 

 

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断面はあらかじめきっちりと楕円形を決めておくと早くて奇麗に仕上げることができます。

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柄の荒削りが出来上がりました。

この状態でも使う事が出来ますが、今回は鉋を使ってもう少し細かく仕上げていきます。

 

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鉋で削っている最中にもう少し彫りたいところが見つかると、彫刻刀を使って形を整えます。

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さらに鉋をかけます。

 

 

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柄の先の部分を平たくして完成です。

 

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以前ご紹介した携帯用の彫刻刀と合わせてみました。

刃も大きさもほぼ同じですが、柄の大きさで見た目も変わります。

 

完成

 

 

 

彫刻刀の柄の形 ー 使いやすい彫刻刀の柄のフォルムとは

 

彫刻刀の柄を割って作る

ペンケースに入れる彫刻刀を改良してみる

二種類の砥石を使って彫刻刀を砥ぐ

彫刻刀の刃先が欠けたら

丸刀の研ぎ方

彫刻刀の柄を削って丸刀の刃先を長くする

彫刻刀の柄の先に糸を巻き付ける 

彫刻刀の柄を細く削り落として複数の彫刻刀をペンケースに収められるようにする。 その4 6ミリ幅の丸刀の調整

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2分(6ミリ)の丸刀をペンケースに入るサイズに調整する。

前回同様に、ペンケースに入る長さに切り落とします。

 

 

 

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今回は、ドリルで穴を開けずに彫刻刀で差し込み穴を作ってみます。

 

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このままでは彫刻刀で溝を彫る事が出来ないので、まずは差し込み蓋を幅が広い平たい彫刻刀で半分に割ります。

 

 

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これで丸刀の溝を彫りだす準備が整いました。

 

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まずは線を引いて同じ丸刀か、もしくは少し細めの丸刀で調整彫りします。

 

 

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少しきつめで調整します。

 

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接着剤を入れてセロテープで固定して接着剤が固まるまで待ちます。

 

 

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前回同様に彫刻刀の柄をペンケースに入るサイズに調整彫りします。

 

 

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彫刻刀の柄に合わせて差し込み蓋も削り合わせます。

 

 

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下の画像は別の道具で説明しています。

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差し込み蓋と柄の隙間を埋めていきます。

 

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彫刻刀を仕上げながら細めます。

サンドペーパーで仕上げますが、この鉋の作業でほぼ仕上げます。

サンドペーパーは軽くかける程度で済むようにします。

 

 

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使い心地をチェックします。

自分がよく使う道具がちゃんと入るかどうか確かめてみます。

 

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ちゃんと丸まりました。

これで完成です。

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【管理者】 秋山裕和
【アドレス】http://www.hmix.net/

その3へ(3ミリの丸刀)   その1 最初へ   

釈迦三尊像を作り直す1 普賢菩薩像について 

 

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釈迦三尊像を新しく彫り直す

私が釈迦三尊像を彫刻しようと思ったのは、中村元先生の仏陀のことばという本を拝読させていただいた事がきっかけだったと思います。

下記に中村元先生の動画を載せておきます。

中村元「ブッダ最後の旅」

中村元先生のその他の動画集

 

中村元先生の穏やかな語り口で釈尊を語るととても落ち着きます。

お釈迦様がおなくなりになられて500年ほど経過した紀元後1世紀頃にガンダーラ、マトゥラーで同時期に石に彫刻したお釈迦様の姿が出現しました。

お釈迦様のお姿が日本まで伝わるのに時間はかかりましたが、現在でも禅宗を中心にお釈迦様の像が奉られています。

仏教の根本であり開祖でもあられるお釈迦様を彫りたいと思ったのは自然の流れだったのかもしれませんが、

実は当初、普賢菩薩を彫刻したのがきっかけでした。

私の生まれ年の守り本尊さんでもあり、自分の普賢菩薩を香合佛として彫刻などもしていました。

また大蔵集古館蔵の象に乗られる平安時代の普賢菩薩像の優美なお姿を見たときに、私も彫刻をしてみたいと心に秘めていました。

写真の向かって左側の両手を合掌している姿が普賢菩薩像ですが、この像を制作する前に実は二体、普賢菩薩を挑戦していました。

それが今から11年前になります。

 

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一体目の時も、大倉集古館の普賢菩薩をモデルにしましたが、彫っている最中それ以外の普賢菩薩像も気になり同時代の像、鎌倉時代の像など色々と見すぎたのも良くなかったのだと思いますが、それぞれに良さがあって、全ての良さを一つに集約したいと思ってしていたのですが、あっちもこっちも手を出すものだから、だんだんと細くなり、最後には修正が効かない状態までなってしまいました。

それから二体目に挑戦したのですが、二体目は一体目に彫りすぎた箇所を把握して二体目ではその箇所を残し気味で彫刻を進めていきました。

私の中で完璧な普賢菩薩像を今回は作り出せると考えていたのですが、平安時代の仏像は鎌倉時代と比べると華奢で猫背になっています。

胸の厚みも薄くそれが平安の優美さにつながっていると思います。

 

続く

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次へ

 

彫刻刀の柄を細く削り落として複数の彫刻刀をペンケースに収められるようにする。 その3 3ミリ幅の丸刀の穴をあける別の方法

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今回の彫刻刀は刃先が丸い丸刀です。

幅が一分(3ミリ)という細い道具なので、今回は別の方法で穴をあけてみたいと思います。

 

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まずは前回同様に短くしてペンケースに入るようにします。

前回は彫刻刀の柄を張り合わせて作っていましたが、細い丸刀の場合ドリルの刃先で穴をあけてそこに突っ込んで固定をします。

今回はドリルを使用していますが、前回同様にあらかじめ半分にした板に彫刻刀の形状に合わせて彫刻刀で削り合わせる方がよりフィットします。

 

 

 

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まずはドリルで穴を開ける前に槍であらかじめ小さな穴を作っておきます。

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あらかじめ彫刻刀の柄を細くしておきます。

 

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さらに細くして穴に差し込みます。

 

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差し込み蓋のほうも同様に細くします。

 

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この後の写真は別の彫刻刀で説明しています。

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前回同様に彫刻刀の柄と差し込み蓋の接地する所の隙間を少しずつ確かめながら削り合わせます。

 

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表面を仕上げながら細めていきます。

この時にほぼ完成に近い形まで鉋で仕上げ、この後のペーパー仕上げは軽くこするだけにしておきます。

 

 

 

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椿油を塗りこんで完成です。

 

写真は前回と同じ道具を使用していますが、やり方は同じです。

その2へ(9ミリ幅の印刀の調整)      その4へ(6ミリ幅の丸刀の調整)

 

 

 

 

彫刻刀の柄を細く削り落として複数の彫刻刀をペンケースに収められるようにする。 その2 9ミリ幅の印刀

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幅9ミリの印刀を修正する。

この印刀の幅は9ミリ(三分)特に使う頻度が高い道具です。

 

 

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実は彫刻刀の刃だけ取り出す事が出来ます。

今回の場合彫刻刀の柄の接着が弱ってきたので柄の方も割ってみます。

 

 

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刃物を裏返すと制作者の名前が刻印されています。

この刻印された所まで切れる鋼が入っていて彫刻刀として使える長さです。

それ以上超えるといくら研いでも切れません。

しかし、刻印のところまで使うとなると相当な年数使い込まないといけませんが。

 

 

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今回はペンケースに入れるという事でケースに入る長さにします。

 

 

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切り落とした柄の後ろの部分を前の差し込み蓋で使います。

 

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彫刻刀はあらかじめ接着剤を入れて接着し直します。

接着剤は、ボンド、エポキシ樹脂、カゼイン、膠(にかわ)、米糊、などあります。

ボンドを使う場合は、ボンドが固まらない状態で刃物に付着すると錆の原因になります。

エポキシ樹脂、や米糊などが適していると思いますが、ボンドでも付着しないように接着すれば使えます。

 

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本体の柄の部分が接着出来ると刃先の差し込み蓋を作ります。

差し込み蓋は二枚の板の片方を印刀の形状に合わせて削りだし、両方の板を合わせて入るかどうか確かめます。

少しきつめに入るぐらいがちょうど良いです。

そうすると使っているうちになじんできます。

 

 

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接着剤は入るとセロハンテープで二カ所止めます。

 

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接着が出来ると細く削りだしていきます。

 

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本体の彫刻刀がある程度、削れると差し込み蓋をして蓋も削りだします。

 

 

 

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見た目は細くなっていますが、それからさらに仕上げながら削り込みます。

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細い平刀で差し込み蓋と彫刻刀の柄の隙間を調整します。

調整するときに平刀の刃先が出来るだけ金属部分に当たらないようにします。

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鉋を使うかどうかはそれぞれの好みです。

彫刻刀の削り跡を残して仕上げても良いです。私の場合、普段使っている彫刻刀は手に馴染む厚みで鉋で仕上げず彫り跡が残った状態で使っています。

私の場合、普段使っている彫刻刀は手に馴染む厚みで鉋で仕上げず彫り跡が残った状態で使っています。

彫刻刀を仕上げている時間がないというのもありますが。

今回の携帯用の彫刻刀は、極限まで細くしたいので鉋で仕上げています。

そして今回はサンドペーパーで磨きます。

普段の彫刻刀はそこまで仕上げないのですが、今回はペンケースに洒落た感じで入れたいという私の願望もあって奇麗に磨いています。

後で椿油を塗るので、今の状態が奇麗でも油を塗ると粗が見えやすくなりますので、その事も頭に入れておいてペーパーをかけています。

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では、椿油を塗ってみたいと思います。

今でも使用している人がいますが、昔は美容で椿油を髪に馴染ませることが一般的でした。

その椿油は今でも薬局ならどこでも購入する事が出来ます。

椿油を数滴たらして、手で伸ばします。

油なので刃物も一緒に奇麗に拭いていきます。

 

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刃先を研いで完成です。

最初に            その3へ(3ミリの丸刀のサイズ調整)

 

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彫刻刀に柄をつける 上の画像 

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彫刻刀の柄を割って作る 上の画像

 

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ペンケースに入れる彫刻刀を改良してみる 上の画像

 

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二種類の砥石を使って彫刻刀を砥ぐ 上の画像

 

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丸刀の研ぎ方 上の画像

 

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彫刻刀の柄を削って丸刀の刃先を長くする 上の画像

 

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彫刻刀の柄の先に糸を巻き付ける 上の画像

 

彫刻刀の柄を細く削り落として複数の彫刻刀をペンケースに収められるようにする。 その1

曲名】 moment オルゴール
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複数の彫刻刀を自宅に持ち帰る時、画像の皮のケースに入れて巻いて鞄に入れていました。

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このケースが大きくてそのため大きめのバッグに入れて持ち歩いていました。

紐も最近ちぎれて代用でピニール紐でしばる有様です。

それと最近、持ち歩く頻度が多くなったのもあるのですが、知人の自宅でちょっと修正するために身近に彫刻刀が複数必要だなあと感じる事があります。

そんな時、以前から使っていた巻くタイプのペンケースをしばらく見ていました。

漠然と、このペンケースに彫刻刀を入れられたら楽に持ち運べるだろうなあと思っていました。

漠然と思ったら最後、すでに彫刻刀を削るための準備に入っていました。

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ペンケースなので刃物を直接入れると破れてしまいます。

そこで、刃先に差し込み蓋を作りました。

さらに極限まで細く削り出して、途中段階でケースに入れて確かめながら仕上げていきます。

 

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次回は一本ずつ作り方を紹介してみたいと思います。

9ミリの彫刻刀を細く削る

 

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彫刻刀の柄を割って作る 上の画像

ペンケースに入れる彫刻刀を改良してみる

 

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二種類の砥石を使って彫刻刀を砥ぐ 上の画像

 

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丸刀の研ぎ方 上の画像

 

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彫刻刀の柄を削って丸刀の刃先を長くする 上の画像

 

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彫刻刀の柄の先に糸を巻き付ける 上の画像

 

寄木造りの原型の制作行程 弁財天の彫刻 14 完成

寄木造りの原型の仕上がりです。

表面の仕上げは全て彫刻刀で仕上げています。

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YouTubeです。

仕上がっていく様子を動画で見る事が出来ます。

合掌

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寄木造りの制作行程 釈迦如来坐像 第一回目

 
目次

寄木造りの原型の琵琶を持つ弁財天を彫刻 1 四角い木から線を引く

寄木造りの原型の琵琶を持つ弁財天を彫刻 2  御顔の荒彫りと膠接着

寄木造りの原型 琵琶を持つ弁財天を彫刻3 御顔の荒彫りと全体の荒彫り開始

寄木造りの原型 琵琶を持つ弁財天を彫刻4 漠然とした全体のフォルム

寄木造りの原型 琵琶を持つ弁財天を彫刻 5  荒彫りの続き

寄木造りの制作行程 6 目安の線を引く

寄木造りの制作行程 7 目安線を彫刻 彫り進め過ぎずに彫刻する

寄木造りの原型 制作行程 8 弁財天の彫刻 手足をぼんやりと彫り進めて全体を進める

寄木造りの原型の制作行程 9 弁財天の荒彫りに目安線を描く

寄木造りの原型の制作行程 弁財天の彫刻 10 下図線を基準に彫刻をすすめる

寄木造りの制作行程 弁財天の彫刻 11 衣紋線などの細かな表現

寄木造りの原型の制作行程 12 弁財天の彫刻 お顔の彫刻 

寄木造りの制作行程 弁財天の彫刻 13 琵琶などの持物や細かな部分の彫刻

寄木造りの原型の制作行程 弁財天の彫刻 14 完成

寄木造りの制作行程 弁財天の彫刻 13 琵琶などの持物や細かな部分の彫刻

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琵琶を持って、実際に演奏している様子を表現するのですが、言葉では簡単に説明できても実際に彫刻をするとなると、なかなか難しいものです。

撥を持つ右手そして琵琶を支える左手は上下左右微調整できるように大きめに彫っておきます。

そうすると肘の位置や袖の位置も変わってきますので厚みの残し方も腕全体に及びます。

手の位置の決め方は全体像が仕上がっていく過程で少しずつ決まってきますが、あまり最初から確定しすぎないように心がけます。

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指と指の間の溝を彫るのは最後の最後まで彫らずに残しておきます。

どうしても手の雰囲気をみたいときは、鉛筆やボールペンなどで指と指の間の溝を描き込みます。

少し離してみて時間をおいて、手や琵琶の雰囲気を見てみます。

それでバランスが崩れていた場合でも指の溝は彫っていないのでまだ修正の余地があります。

溝を彫る位置が決まれば、仕上げながら修正します。

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琵琶の彫刻ですが、表面を奇麗に削り左右対称を気にしながら修正仕上げして、いよいよ細かな部分の彫刻をしていきます。

彫刻前に鉛筆やボールペンなどで琵琶の中に描き込みます。

一発で決まらないので消しゴムや表面を削るなどして位置を微調整します。

 

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描きおえたら、いよいよ琵琶の彫刻をします。

最終的な線にそってきっちりと刻みます。

転手(てんじゅ)と呼ばれている弦を微調整する突起物は別に作っておいて、仕上げるときに結合します。

これで一通り彫刻が終わり次回、仕上げに入ります。

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合掌

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目次

寄木造りの原型の琵琶を持つ弁財天を彫刻 1 四角い木から線を引く

寄木造りの原型の琵琶を持つ弁財天を彫刻 2  御顔の荒彫りと膠接着

寄木造りの原型 琵琶を持つ弁財天を彫刻3 御顔の荒彫りと全体の荒彫り開始

寄木造りの原型 琵琶を持つ弁財天を彫刻4 漠然とした全体のフォルム

寄木造りの原型 琵琶を持つ弁財天を彫刻 5  荒彫りの続き

寄木造りの制作行程 6 目安の線を引く

寄木造りの制作行程 7 目安線を彫刻 彫り進め過ぎずに彫刻する

寄木造りの原型 制作行程 8 弁財天の彫刻 手足をぼんやりと彫り進めて全体を進める

寄木造りの原型の制作行程 9 弁財天の荒彫りに目安線を描く

寄木造りの原型の制作行程 弁財天の彫刻 10 下図線を基準に彫刻をすすめる

寄木造りの制作行程 弁財天の彫刻 11 衣紋線などの細かな表現

寄木造りの原型の制作行程 12 弁財天の彫刻 お顔の彫刻 

寄木造りの制作行程 弁財天の彫刻 13 琵琶などの持物や細かな部分の彫刻

寄木造りの原型の制作行程 弁財天の彫刻 14 完成